ライター : 朝戸尚子

管理栄養士 / webライター

アサイーは南米原産のスーパーフード!

スーパーフードのイメージのあるアサイーは、南アメリカのブラジルを原産とするヤシ科の植物です。果実には栄養を豊富に蓄えていることから、アマゾンの先住民の栄養源として重宝されてきました。果実の大部分は種で食べられる部分はわずかですが、ポリフェノール、鉄分、カリウムといった栄養素を豊富に含みます。(※1)

アサイーの栄養と効果効能

アサイーの栄養

  1. 活性酸素のはたらきを抑える「ポリフェノール」
  2. むくみがちな人におすすめ「カリウム」
  3. 便秘対策に役立つ「食物繊維」
  4. 血管を健康に保つ「ビタミンE」
  5. 骨の健康に欠かせない「カルシウム」
  6. 女性に嬉しい「鉄」

活性酸素のはたらきを抑える「ポリフェノール」

アサイーに多く含まれる栄養素の代表例がポリフェノールです。ポリフェノールが多く含まれるものとしては赤ワインやチョコレートが有名ですが、アサイーにはより多くのポリフェノールが含まれます。

ポリフェノールには活性酸素をおさえるはたらきがあり、体の不調や老化対策として役立ちますよ。(※1)

むくみがちな人におすすめ「カリウム」

カリウムとナトリウムは体内の塩分濃度の調節をする栄養素です。カリウムは食事で塩分を摂り過ぎるとナトリウムが排泄されるように促します。そのためカリウムが不足すると、ナトリウムの排泄がうまくいかず、体内の塩分濃度を薄めるために水を体にためてしまい、むくみが起こります。

カリウムを積極的に摂ることでむくみ対策に役立ちます。塩分の摂取量が多めの方は、カリウムを意識して摂りましょう。(※2)

便秘対策に役立つ「食物繊維」

アサイーには食物繊維が豊富に含まれ、そのほとんどが不溶性の食物繊維です。不溶性食物繊維は便秘対策として、便のかさを増やしたりやわらかくしたりするのに役立ちます。

現代の日本人の多くは食物繊維が不足していると考えられるので、できるだけ摂取量を増やすために、日々の食事で意識することが大切ですよ。(※3,4)

血管を健康に保つ「ビタミンE」

アサイーは活性酸素を体から取り除くはたらきが強いビタミンである「ビタミンE」も含みます。ビタミンEには血管を健康に保ったり、血中のLDLコレステロールの酸化を抑えたりする作用がありますよ。

ビタミンEが不足すると冷え性や頭痛、肩こりなどが起こりやすくなり、シミやしわもできやすくなるため、とくに女性は不足しないよう気をつけましょう。(※5,6,7)
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