骨の健康に欠かせない「カルシウム」

カルシウムは骨や歯を作るために欠かせない栄養素です。大部分は骨や歯に含まれますが、一部は血液中や筋肉、神経に存在しています。カルシウムが不足すると骨が十分に成長できずにもろくなりますが、ビタミンDの不足によってカルシウムの吸収が悪くなるため、どちらも不足しないよう注意が必要です。

日本人はカルシウムの摂取量が不足しているため、摂取量を補うためにアサイーが役立ちますよ。(※1,8)

女性に嬉しい「鉄」

鉄は酸素を体中に運ぶヘモグロビンを作るのに必要となる栄養素です。月経や妊娠、授乳によって女性はより多くの鉄が必要となるため、不足しないように注意することが大切です。

野菜や卵に含まれる鉄は非ヘム鉄といい、肉や赤身の魚に含まれるヘム鉄と比べて吸収率が低いです。そのためアサイーから鉄を摂りたい場合は、鉄の吸収をよくするビタミンCや、ヘモグロビンの材料となるたんぱく質を一緒に摂ると効率よく吸収できるようになりますよ。(※1,9)

アサイーの栄養価をほかの果物との比較

カロリー糖質カリウムカルシウムビタミンE食物繊維
アサイー62kcal0.3g150mg45mg0.5mg3.7mg4.7g
ブルーベリー48kcal9.6g70mg8mg0.2mg1.7mg3.3g
バナナ93kcal21.4g360mg6mg0.3mg0.5mg1.1g
いちご31kcal7.1g170mg17mg0.3mg0.4mg1.4g
※それぞれ可食部100gあたり(※5,10,11,12)
100gあたりの栄養価をほかの果物と比べてみると、アサイーに含まれるカルシウムや鉄、ビタミンE、食物繊維は特に多いことが分かります。一方で糖質量はほかの果物よりもかなり少なく、ヘルシーかつ栄養豊富な果物であるといえるでしょう。

アサイーの鉄含量をほかの食材と比較!

カロリー
アサイー62kcal0.5mg
プルーン49kcal0.2mg
ほうれん草18kcal2.0mg
小松菜13kcal2.8mg
鶏レバー100kcal9.0mg
※それぞれ可食部100gあたり(※5,13,14,15,16)
100gあたりの鉄の含有量を、ほかの鉄を多く含むことで知られる食材と比較すると、アサイーには同じ果物であるプルーンよりも多くの鉄が含まれていることが分かります。一方、ほうれん草や小松菜、鶏レバーと比べると鉄の含有量は少ないです。鉄の摂取目的で食材を選ぶときは参考にしてくださいね。

【Q&A】アサイーの栄養を効果的に摂取する食べ方は?

A:ビタミンCやビタミンD、たんぱく質を豊富に含む食材と組み合わせましょう。


アサイーに含まれるカルシウムの吸収にはビタミンDが必要です。また鉄はビタミンCとの組み合わせによって吸収率が上がり、ヘモグロビンを作るにはたんぱく質の存在も大切です。(※1,8,9)

【Q&A】アサイーはダイエットにおすすめ?

A:糖質量が少なくヘルシー、かつ栄養を豊富に含むアサイーはダイエットにおすすめの食材と言えるでしょう。

ただしアサイーそのものに甘みがほぼないため、市販のアサイージュースには甘みが足されているものが多く注意が必要です。またアサイーボウルやヨーグルトとして食べるときは、組み合わせやトッピングを工夫しましょう。(※5)
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