喉が渇く

一般的に塩漬けの梅干しの塩分濃度は20%ほど。高い塩分濃度のわけは、長期保存を可能にするためです。しかし、喉が渇く要因のひとつに塩分の摂り過ぎがあります。

塩分を摂り過ぎると血液中のナトリウム濃度が上昇。その結果、体は塩分濃度を下げるために水分を欲し、喉が渇きます。喉が渇くと感じたときは、塩分を摂り過ぎていないか確認しましょう。(※1,2,9)

食べ過ぎに注意!上手な梅干しの食べ方を管理栄養士が伝授

ポイント

  1. 減塩タイプの梅干しを選ぶ
  2. 梅干しを調味料の代わりに使う
  3. 塩抜きをする

減塩タイプの梅干しを選ぶ

塩分を控えている方はもちろん、そうでない方も梅干しの塩分量がどうしても気になりますよね。そんなときは、減塩タイプの梅干しを選びましょう。

さまざまな減塩タイプの梅干しが販売されています。メーカーによって異なりますが、食塩含有量が1粒(20g)あたり0.7gのものもありますよ。(※1,10)

梅干しを調味料の代わりに使う

ほど良い酸味がクセになる梅干し。ごはんのお供としてそのまま食べることが多いかと思いますが、調味料の代わりに使うのもおすすめです。

梅干しを入れる代わりに、しょうゆや塩などの調味料を控えめに調節すれば、減塩が期待できますよ。魚や肉の煮物などに梅干しを入れると、さっぱりとした味わいに仕上がります。(※2,11,12)

塩抜きをする

塩抜きとは、塩分を多く含む食品や塩蔵品の塩分を抜く方法のこと。塩蔵品である数の子の塩抜きは広く知られています。その塩抜きを梅干しにも活用できますよ。

やり方は、薄めの塩水に梅干しをひと晩(約8時間)漬けておくだけ。梅干しにもよりますが、塩分を減らすことができますよ。また、梅干しが塩辛過ぎて食べられないときにもおすすめです。(※13)

【Q&A】梅干しを食べ過ぎると太る?

A:太るおそれは少ないでしょう。

摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ることが太る要因のひとつに挙げられます。梅干し1粒(20g)あたりのカロリーは6kcal、糖質は1.1gです。梅干しの食べ過ぎにより太るおそれは少ないでしょう。

ただし、梅干しは塩分を多く含む食品です。塩分の摂り過ぎはむくみを引き起こす原因となります。そのため、体内に水分を溜め込まれることで太ったようにみえるおそれはありますよ。(※1,2,7,14)
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