生で食べるときは要注意！玉ねぎの食べ過ぎによるデメリット

この記事では、玉ねぎを食べ過ぎたときの症状や上手な食べ方を解説します。玉ねぎはどんな料理にも使いやすくて便利な野菜ですよね。それだけに、食べ過ぎてしまうこともあるのではないでしょうか。玉ねぎが好きでよく食べるという人は、ぜひチェックしてみてくださいね。 2024年5月8日更新

ライター : 相羽舞

管理栄養士

玉ねぎを食べ過ぎるとどうなる？

玉ねぎには、香気成分の「アリシン」が含まれており、ビタミンB1の作用を持続させたり、血液の流れを正常に保ったりといったはたらきがあります。

しかし、度を越えて食べ過ぎると体調不良につながるおそれが。それでは、玉ねぎの食べ過ぎによってどんなデメリットがあるのか、具体的に見ていきましょう。（※1）

玉ねぎやにんにくに含まれている「アリシン」という成分は、口臭や体臭の原因になります。アリシンが体内で消化されると、血液中に取り込まれて皮膚からも排出されるためです。

それにより、玉ねぎを食べ過ぎると口臭や体臭がきつくなる場合があります。（※1,2）

玉ねぎはガスが溜まりやすい食品とされており、お腹が張る原因になります。そのため、玉ねぎを大量に摂取すると腹痛につながるおそれが。

また、玉ねぎはオリゴ糖を多く含むため、腸に水分を引き込む性質をもちます。それにより、玉ねぎを食べ過ぎると下痢になりやすくなるといわれていますよ。（※3,4,5）

酸度の強い胃酸が胃から食道側に逆流すると、胸焼けを起こします。玉ねぎは胸焼けの原因になりやすい食べ物とされているうえ、一度の食事量が多いと胸焼けが起こりやすくなるといわれています。

そのため、玉ねぎを一度に食べ過ぎると胸焼けを起こすおそれがありますよ。（※6）

玉ねぎは、片頭痛を誘発する食べ物のひとつです。

片頭痛は、多くの場合痛みを引き起こす要因があるといわれており、「チラミン」という物質を含む特定の食べ物が原因となって誘発されることがあります。玉ねぎはチラミンを含む食べ物のため、食べ過ぎると頭痛を起こすおそれがあります。（※7）

【医師監修】玉ねぎで腹痛や口のかゆみが？アレルギー症状の特徴や対処方法とは

玉ねぎでアレルギー症状が起きることがあります。アレルギーの症状は、口腔内のかゆみやイガイガ感、腹痛など多種多様です。玉ねぎを食べて体に異変が起きたらアレルギーを疑う必要があるかもしれません。「玉ねぎのアレルギー」の原因や症状、対処法を医師の上田悠理先生に教えていただきました。

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