ライター : 小嶋絵美

フードライター / 管理栄養士

体にいい?アロエの栄養を徹底解説

アロエはカリウム、カルシウム、食物繊維、植物ステロールなどが豊富な食品です。むくみ対策、便通を整える作用、肌のうるおいを保つはたらきなどが期待できますよ。さらに、アロエゲルとして皮膚へ使用されることもあります。栄養と効能について、具体的にみていきましょう。(※1,2,4,5,6)

アロエの栄養と効果効能

ポイント

  1. むくみ対策に役立つ「カリウム」
  2. 歯や骨を構成する成分「カルシウム」
  3. 便通を整える「食物繊維」
  4. 肌のうるおいを保つ「植物ステロール」
  5. 皮膚への効能が期待される「アロエゲル」

むくみ対策に役立つ「カリウム」

アロエ100gあたりに43mgのカリウムが含まれています。

食事から塩分を摂り過ぎると、体が水分を多くため込もうとするため、むくみやすくなります。一方で、カリウムは塩分(ナトリウム)の排出を促す作用があり、むくみ対策に役立つのです。(※1,2)

歯や骨を構成する成分「カルシウム」

アロエ100gあたりに56mgのカルシウムが含まれています。

カルシウムは、骨や歯を構成する成分です。そのほかに、細胞の分裂や分化、筋肉の収縮、神経興奮の抑制といった作用も。カルシウムの吸収率はあまり高くないですが、ビタミンDを一緒に摂ることで吸収を促進できますよ。(※1,3)

便通を整える「食物繊維」

アロエ100あたりに食物繊維は0.4g含まれています。

食物繊維は便通を整えるはたらきがあり、便秘対策に欠かせない存在です。また、脂質や糖質、ナトリウムなどを吸着して排出するという作用もあり、健康維持に役立つといえます。(※1,4)

肌のうるおいを保つ「植物ステロール」

アロエの一種「アロエベラ」の葉肉には、植物ステロールが含まれています。

植物ステロールを継続的に摂取することで、肌のうるおいを保つことを認める研究結果が。同研究により、コラーゲンとヒアルロン酸の合成・産生を促すことも明らかになっています。(※5)
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