血糖値が気になるときにバナナを食べるコツ

ポイント

  1. 一日中サイズ1本を目安に食べる
  2. 朝食の主食代わりに食べる
  3. 熟したバナナよりも青みがかったものを選ぶ
血糖値が気になる方のための食品交換表では、果物は一日80kcal摂取するように推奨されています。よって、中サイズのバナナ1本を目安にするとよいでしょう。ただし、ほかの果物も食べる場合は、それに応じて調整が必要です。

また、エネルギー源として優れているバナナは、朝食のエネルギー補給におすすめ。朝食の際、主食の代わりに食べるとよいですよ。熟したバナナは糖分が多くなるため、青みがかったものを選ぶようにしましょう。(※1,5,22,23)

【Q&A】糖質の多いバナナを食べると太る?太らない?

A:バナナを食べるだけでは太りません。

体は消費カロリーより摂取カロリーが多くなったり、必要以上に糖質や脂質を摂り過ぎたりすると太ります。そのため、消費カロリーを増やさず、バナナを食べ過ぎれば太る原因になることも……。

バナナは糖質量が多いため、食べる量に気をつける必要があります。しかし、バナナは食物繊維が含まれており、糖質の消化吸収がゆるやかなのが特徴。また、血糖値が急激に上がらず、腹持ちが良いので、ほかの糖質量の多いおやつを食べるよりは太りにくいですよ。(※1,3,24,25,26,27)

【Q&A】糖質の多いバナナを食べると血糖値は上がる?下がる?

A:バナナを食べると血糖値は上がります。

しかし医師の伊藤明子先生らの研究グループが行った臨床試験の結果によると、朝にバナナを摂取する人は、摂取しない人や夜に摂取する人と比較し、食後に血糖値の急上昇が起こりにくいことが期待されています。血糖値が気になる場合は朝にバナナを食べるとよいですよ。(※28)

【Q&A】バナナは毎日食べてもよい?

A:バナナは毎日食べても構いません。

厚生労働省は果物を一日に200g程度食べるよう示しています。バナナだけ食べるのであれば、中サイズ2本程度です。

バナナはほかの果物と比べてカロリーが高いため、ダイエット中はほかの果物と合計して200g程度摂取するとよいでしょう。(※1,5,9,10,11,12,13,29)

糖質制限中はバナナの量に注意しよう

果物のなかではカロリーや糖質量が高いバナナ。食物繊維が豊富に含まれているため、消化吸収がゆるやかで太りにくいのが特徴です。

糖質制限中は、小さいサイズを1本を一日の目安にしましょう。午後3時のおやつで食べるといった脂肪になりにくい時間帯での摂取にすることも意識してみてくださいね。
【参考文献】
(2024/09/02参照)
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