ライター : 長曽我部 真未

管理栄養士

バナナのカロリーと糖質量を一覧でチェック

バナナ100gあたりのカロリー・糖質量

100gあたりに含まれる量
カロリー糖質量
バナナ(生)93kcal21.4g
バナナ(乾燥)314kcal71.5g
(※1,2)
生のバナナ1本あたりの可食部の重さは約100gです。よって、生のバナナ1本あたりのカロリーは93kcal、糖質量は21.4g。

乾燥バナナはひとつかみで約24gですので、そのカロリーは75kcal、糖質量は17.2gです。(※3,4)

サイズ別に比較|バナナ1本のカロリー・糖質量

可食部重量カロリー糖質量
バナナ1本(小)35g33kcal7.5g
バナナ1本(中)84g78kcal18.0g
バナナ1本(大)120g112kcal25.7g
(※1,5)
バナナ1本あたりのカロリーを見てみると小サイズは33kcal、中サイズは78kcal、大サイズは112kcal。糖質量は小サイズで7.5g、中サイズで18.0g、大サイズで25.7gです。

同量で比べると菓子類のチョコレートやビスケットより、バナナは低カロリー・低糖質であるのがわかります。また、バナナ1本(中サイズ)とごはん(100g)を比べると、バナナのカロリー、糖質量ともにごはんの約1/2です。(※6,7,8)

ほかの果物と比較|バナナの糖質量は多い?

100gあたりに含まれる量
カロリー糖質量
バナナ93kcal21.4g
りんご56kcal14.3g
みかん49kcal11.0g
ぶどう69kcal16.0g
パイナップル54kcal12.5g
いちご31kcal7.1g
(※1,9,10,11,12,13)
果物のなかでは、バナナのカロリーは高めです。100gあたり93kcalで、みかんの2倍弱、いちごの3倍にあたります。バナナはほかの果物と比べて水分量が少なく、たんぱく質や糖質を多く含んでいるためです。

果物のなかでは糖質量も多いバナナ。100gあたり21.4gで、カロリーと同じくみかんの約2倍、いちごの約3倍です。バナナにはさまざまな種類の糖質が含まれており、体内でそれぞれ時間差で吸収されるため、持続的なエネルギー源になります。(※3)

バナナを使うスイーツのカロリー・糖質量

1人前あたりの栄養価
カロリー糖質量
バナナヨーグルト107kcal18.8g
バナナのマフィン244kcal35.1g
バナナのケーキ167kcal23.4g
(いずれも1人前あたりの値です。)
(※14,15,16)
スイーツにバナナを使うと、バナナのさわやかな風味とやさしい甘さを楽しめます。1人前あたりのカロリーは、バナナヨーグルトは107kcal、バナナのマフィンは244kcal、バナナのケーキは167kcalです。

バナナは腹持ちがよいため、バナナを使うスイーツは食べ過ぎ対策になります。また、バナナを加熱すると増えるフラクトオリゴ糖は、腸内環境を整えますよ。(※3,17)

糖質制限ダイエット中にバナナを食べるコツ

ポイント

  1. 一日に摂る量は小さいサイズのバナナ1本までにする
  2. 午後3時までに間食として食べる
  3. ヨーグルトと一緒に食べる
適正糖質の考え方では、間食から摂る糖質量は10gが目安。糖質を抑えたい場合は、小さいサイズのバナナ1本にとどめましょう。間食として午後3時までに摂ると、脂肪になりにくく太りにくいと言われていますよ。

また、善玉菌を含むヨーグルトと一緒に食物繊維が豊富なバナナを摂ると、腸内環境を整えるはたらきが高まります。ダイエット中は便秘になりやすいうえ、腸内環境が悪化すると、脂肪がつきやすくなるおそれが。バナナの栄養を活かす食べ方を意識してみてくださいね。(※1,5,18,19,20,21)
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