ライター : 相羽 舞

管理栄養士

ツナ缶のカロリー・糖質量

種類重量カロリー糖質量
水煮1缶/70g49kcal0.1g
油漬1缶/70g186kcal0.1g
(※1,2)
ツナ缶には大きく分けて水煮と油漬があります。水煮のカロリーは49kcal、油漬のカロリーは186kcalと差があります。

名前の通り、油漬のツナ缶は油が調味液の半分以上使われているため、カロリーが高いです。水煮のツナ缶と同量で比較すると、カロリーは3倍以上。油のコクを活かして料理に使うことができますが、ダイエット中は注意が必要です。

また、どちらのツナ缶も糖質量は低く、糖質制限中でも問題なく食べられます。(※3)

ツナ缶のたんぱく質量

種類重量たんぱく質量
水煮1缶/70g11.2g
油漬1缶/70g12.4g
(※1,2)
ツナ缶の原料はまぐろやかつおなので、たんぱく質が豊富です。同量で比較すると、水煮よりも油漬のツナ缶のほうが1.2gほど多く含まれています

たんぱく質は、筋肉や臓器を構成するほか、ホルモンや酵素などの材料にもなる大切な栄養素です。18歳以上の女性では、一日あたり50gのたんぱく質を摂ることが望ましいとされています。ツナ缶は調理が不要で手軽にたんぱく質を摂るのに役立ちますよ。(※3,4)

ツナ缶はダイエット中に食べてもいい?

ツナ缶はダイエット中でも食べられます。前述したように、ツナ缶に豊富なたんぱく質は、筋肉の材料となる栄養素。筋肉量が減ると、基礎代謝が低下して、痩せにくくなるおそれがあります。ダイエット中は、カロリーを抑えつつ、たんぱく質をしっかり摂るよう心がけましょう。

また、ツナ缶には糖質や脂質の代謝にかかわる、水溶性ビタミンの「ナイアシン」も多く含まれています。(※5,6)

ツナ缶をダイエット中に食べるポイント

ポイント

  1. 水煮を選ぶ
  2. 汁ごと使う
  3. 食べ過ぎない
ダイエット中に食べるポイントは、まずは水煮のツナ缶を選ぶこと。油漬のツナ缶と比べて、1/3以下にカロリーを抑えられます。また、水溶性ビタミンであるナイアシンは、水に溶けだしやすいため、ツナ缶の汁ごと使うと無駄なく摂れますよ。

ただし、いくら水煮のツナ缶のカロリーが低くても食べ過ぎには注意。なお、ツナ缶だけを食べ続けるような極端な食べ方も、体調を崩すおそれがあるためおすすめできません。(※1,6,7)

ツナ缶のカロリーをチェックしよう

たんぱく質が豊富なツナ缶は、ダイエット中にも手軽に食べられる便利な食材です。水煮と油漬でカロリーが大きく変わるため、食べる際は確認するようにしましょう。

ツナ缶の汁には水溶性の栄養素が溶け出しているため、汁ごと食べるのがおすすめ。栄養を無駄にせず、上手にツナ缶を取り入れましょう。
【参考文献】
※1 八訂食品成分表2021|女子栄養大学出版部
(2022/12/02参照)
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