中華そばとラーメンの定義とは?

公正競争規約では「中華めん(ラーメン)とは、小麦粉にかんすいを加えて練り合わせたあと、製めんしたもの」と定めています。

前述の通り、中華そばとラーメンは同義のため、この条件を満たした麺を使った料理であれば「中華そば」「ラーメン」とメニュー表記することができますよ。(※1)

ラーメンの語源

※画像はイメージです
ラーメンの語源は諸説ありますが、有力なのが中国語で「引っ張る」を意味する「拉(ラー)」と「麺」の組み合わせ。麺には「小麦粉」という意味があり、「小麦粉を引っ張る」作り方が料理名になったとされています。

カタカナの「ラーメン」は戦後に普及

漢字の「拉麺」や「支那そば」「中華そば」など、さまざまな呼び名があったラーメンがカタカナ表記になったのは1958年。日本初のインスタントラーメンが発売された年でした。

現在でも人気のインスタントラーメンの発売により、「ラーメン」の呼び名が全国的に広まり、定着しました。

中華そばとラーメンの違いには歴史がある

中華そばとラーメンは、同じものでありながら時代背景によって異なる呼び名が使われていました。現在もその名残で使い分けている店や商品も少なくありません。

スープの味付けや具材、麺の太さなどは、呼び名ではなく店ごとに違います。ぜひいろいろな中華そばやラーメンを食べ比べてみてくださいね。
【参考文献】
(2022/11/09参照)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ