ライター : macaroni 編集部

やみつき必至!手打ち太麺ピチ

Photo by macaroni

調理時間 35
*(冷蔵庫で寝かせる時間は含みません)
Pichi(ピチ)とは、イタリア・トスカーナ州生まれの太麺パスタ。うどんのようなもちもちとした食感が特徴で、一度食べるとやみつきになるおいしさなんです。

そんなピチをお店で提供しているのが、学芸大学のイタリア料理店「リ・カーリカ」をはじめ5店舗を展開する「タバッキ」。代表兼総料理長の堤 亮輔シェフにお店の看板商品であるピチの作り方を教えていただきました。

「ピチは、手打ちのむっちりとした太麺パスタ。材料はいたってシンプルで、粉の扱いも大雑把で大丈夫。家庭でも作りやすいんですが、粉の混ぜ方から麺のゆで方まで、ていねいにお教えします」

材料(5人分)

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  • 強力粉 280g
  • ぬるま湯 160cc
  • エクストラバージンオリーブオイル 28cc
  • 2g

作り方

1.生地の材料を混ぜる

ボウルに入った強力粉にぬるま湯を加えている様子

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40度ほどのぬるま湯にオリーブオイルを加えて混ぜ合わせます。ボウルに入れた粉に塩を混ぜ、ぬるま湯を一気に加えます。 「できれば大きめのボウルを用意してください。そのほうが作業がしやすいと思います」

2.生地と水分をなじませる

粉の入ったボウルを手で振っている様子

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ボウルを振って粉にぬるま湯をなじませます。粉が水分を吸って大きなダマになっていきます。

3.生地をこねる

ボウルの中でピチの生地をこねている様子

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生地がまとまってきたらボウルのふちと手のひらを使ってざっくりとこねます。 「こね過ぎるとコシが強くなるので、こねる時間は2分以内にとどめてください」
こね上がったピチの生地

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生地を丸くまとめます。このとき、生地はベタベタしてムラがあっても大丈夫です。

4.生地を寝かせる

ラップにくるんだ状態のピチの生地

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生地をラップに包み、冷蔵庫で3時間寝かせます。 「寝かせている間に生地のムラはなくなって、均一になります。ひと晩寝かせてもいいですが、コシは強くなります。お好みで調整してください」

5.生地を切る

ピチの生地を切っている様子

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生地を伸ばす約30分前に冷蔵庫から生地を出し、生地とまな板に強力粉(分量外)をはたきます。生地を長方形に伸ばして縦半分にカットし、カードや包丁で1cm幅、5cm長さに切ります。

6.生地を伸ばす

ピチを伸ばしているところ

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両手で3、4回ほど転がして生地を20cmほどに伸ばします。
打ち粉をしたバットに並べたピチ

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伸ばした麺はくっつかないように、打ち粉をふったバットや皿などに1本ずつ並べます。 「一度に食べ切れないときは、生地を伸ばした状態で冷凍しておきましょう」

7.麺をゆでる

ピチを大鍋でゆではじめる様子

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200gのピチに対し、1Lの水に塩10gを入れて沸かします。お湯が沸いたらピチを入れ、15分ゆでたら完成です。

太麺パスタ「ピチ」なら簡単に麺から手作りできる

手作り生パスタというと、「むずかしいのでは?」「決まりごとがいろいろありそう」と感じる方も多いと思いますが、ピチはびっくりするほど簡単でした。材料はごくシンプルで、粉をこねる工程もあっという間。成形した状態で冷凍保存ができるのもいいですよね。

「ピチは濃厚なソースと相性がいいんです。お店ではシンプルなトマトソースを合わせていますが、お好みのソースでぜひ試してみてください」と堤シェフ。

じつは今回、ピチの作り方と一緒に「カチョエペぺ」というパスタソースの作り方も教えてもらいました。そちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね!


カチョエぺぺのレシピはこちら▼

教えてくれた人

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「リ・カーリカ」代表・総料理長/堤 亮輔シェフ 東京・学芸大学「リ・カーリカ」をはじめ5店舗を展開する「タバッキ」の代表兼総料理長。イタリア・トスカーナでの修業を経て、フランス料理店、ワインバー、和食店に勤務。2013年、自然派ワインとイタリア料理の店「リ・カーリカ」をオープン。コロナ禍には店の定番メニュー「ピチ・アリオーネ」の冷凍パスタや冷凍スープを開発し、オリジナルブランド「ベストヒット リ・カーリカ」を立ち上げ、EC販売や卸にも力を入れている
取材協力
取材・文/福田 彩(macaroni 編集部)
撮影/植松富志男(macaroni 編集部)

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