ライター : saya

管理栄養士

意外と知らない?ハムの種類

ハムとは、肉の塊を塩漬けした加工品のこと。主に豚もも肉が使われています。加工方法は燻製するものや非加熱のものなど、種類によってさまざまです。

スーパーでよく見かけるロースハムや生ハムのほかにも多くの種類があります。以下で詳しく解説するので参考にしてくださいね。

1. ロースハム

日本でハムといったらロースハムを思い浮かべる人が多いでしょう。ロースハムは、豚ロース肉から作られるハムです。フランスが発祥の地といわれるハムですが、なかでもロースハムはドイツ人の手によって、大正時代に日本で作られました。

現在も、日本国内では多くのロースハムが作られています。国内で生産されているハムのうち、7割がロースハムです。

おすすめの食べ方

ロースハムはお手頃価格で購入でき、どんな料理にも合わせやすいです。スライスされたロースハムは、生で食べても炒めてもおいしいですね。

また、贈答品によく入っているブロックタイプのロースハムなら、フライパンで軽く炙って食べるのもいいでしょう。ハムのうまみを存分に感じられるメイン料理になりますよ。

2. ボンレスハム

ボンレスハムは豚もも肉から作られます。一般的に骨付きのまま作られていたハムですが、ボンは「骨」、レンスは「ない」を意味することから、骨がないハムとしてボンレンスハムが誕生しました。

欧米では、ロースハムよりもボンレスハムが一般的です。ロースハムに比べて赤みが多く、あっさりとした味を楽しめますよ。また、肉感の強さも特徴的です。

おすすめの食べ方

あっさりとした味わいを活かすにはそのまま食べるのがおすすめです。サンドイッチに挟んだり、サラダのアクセントとして入れたりするのもいいですね。

冷製パスタの具材にすると、ボンレンスハムのコクがパスタのおいしさを引き立ててくれます。

3. 骨付きハム

骨付きハムは、その名の通り骨付きの豚もも肉を加熱処理したものです。ボンレンスハムとの大きな違いは骨の有無です。

加熱中に骨のうまみが肉に染み込み、より一層おいしいハムに。骨付きの豪快な見た目とは裏腹に、しっとりとやわらかく、ほどよい脂身がジューシーです。
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