ライター : macaroni 編集部

目次

1. 日本最古!ムルギーランチが有名な「ナイルレストラン」(銀座)

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

日本最古のインド料理専門店「ナイルレストラン」。店に入るや否や「ムルギーランチね!」と決められ、他メニューがなかなか頼めないことでも有名ですね。

創業者のA.M.ナイルさんは「インド独立連盟」設立にも携わったインド独立運動の闘士であり、歴史上の重要人物。ナイル氏が日印平和条約の業務に携わっていた1949年に開業したのが、この「ナイルレストラン」です。

現在は二代目のG.M.ナイルさん、三代目のナイル善己さんがお店を切り盛りしています。

ムルギーランチ

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1,500円(税込)
創業時から変わらないひと皿。A.M.ナイル氏は南インド・ケララ州の出身。混ぜて食べるスタイルは、まさにその地のミールスそのものなんです。けれどそこに配置されたカレー、マッシュポテト、チキン、ライス、キャベツはここのオリジナル。

ボリュームあるチキンは地鶏、お米は岩手の「いわてっこ」を用いるなど、日本の厳選食材が使われたひと皿。ディナーの「おまかせコース」でも〆に出てきますよ。

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2. 東京カレー界に欠かせない存在「カリー草枕」(新宿)

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

2007年オープン、10年余り新宿唯一の新世代カレー店として存在感を示してきた名店です。店主は海外を旅しながらスパイス料理を学んだ方。

玉ねぎをたっぷり用いたサラッとシンプルかつ奥深いカレーが独特の味わいなんです。スープカレーでもなく、いわゆるカレーライスでもない。

従業員の独立開業を支援する姿勢もよく知られており、「ハブモアカレー」「ウミネコカレー」「大江(おおえ)カレー」「トミヤマカレー」と話題のカレー店店主を輩出。東京カレー界に多大な貢献をしてきました。

なすトマトチキン

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1,200円(税込) 発酵バタートッピング+120円(税込)
玉ねぎを大量に用いたカレーにチキン、素揚げなす、さらにジワ〜ッと溶けゆく発酵バターをトッピングすれば完璧。さらに、プチトマトをプラスすればさらなる驚きが!

なすの旨味と発酵バターのリッチさに、プチッとトマトが弾け、フレッシュな酸味が溢れ出すんです。プチトマトを巧く利用した面白さ!トマトの酸味爆弾を味わうには、辛めの注文がおすすめです。

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3. カラダにやさしいスパイス定食屋「サンラサー」(新宿)

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

2017年ゴールデン街の間借りカレーとしてオープン。同年12月に早くも実店舗化し、押しも押されぬ人気店となった「SANRASA(サンラサー)」。

コンセプトは“街のスパイス定食屋”です。一日30食限定、スタンディングスタイルでスパイスカレーをいただけます。

ドライキーマとウェットカレー、副菜とサラダを盛り合わせた日替わりプレートが人気。毎日いろいろな味を食べて欲しいという店主の想いが詰まっています。

あいがけプレート

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1,400円(税込)
「サンラサー」に決まったメニューはありません。旬や気候によって、味や内容をチューニングするきめ細かさが魅力なんです。

この日のひと皿は、ドライキーマとウェットカレーを軸に、副菜やサラダがたくさん。基本はインド料理ですが、別々でも全部混ぜてもおいしいという見事なバランスです。

ドライキーマに爽やかなタイのバイマックルー(コブミカンの葉)が効いていたり、酸味の効いた副菜(この日はごぼうの漬け物)で口の中がリセットできたり、日本米をスパイスで炊いていたり、嬉しい工夫もたくさん。お腹だけでなく心まで満たされるひと皿です。

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