ライター : 松 宏彰(カレー細胞)

カレーキュレーター

有名マニアがおすすめ!新宿の名カレーたち【カレー最前線 #1】

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

古くからのビジネス街・新宿。「モンスナック」や「カレーハウス11(イレブン)イマサ」のような、手軽にサッと食べられる老舗カレースタンドがたくさんある反面、新しい世代のカレー店がなかなか出てこないエリアでした。

ところが徐々に、ランチ間借りカレーブームによって、新宿ゴールデン街に個性的なカレー店が続々誕生し、新宿は一躍カレーマニアが注目するエリアに。

今回は、新宿でいま注目すべき7皿をご紹介します。南インドカレーから創作カレー、カリブのカレーまで、いずれも作り手の個性溢れるお店ぞろい。新宿で、カレーの多様性を思いっきり楽しんでください。

東京都内で本当におすすめのカレーまとめはこちら▼

1. ついに実店舗が誕生!「エピタフカレー」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

2017年、ゴールデン街のバーをランチ間借りしてスタートした「エピタフカレー」。ゴールデン街間借りカレーの“顔”として人気を博してきましたが、2020年5月、新宿三丁目駅すぐの路地にて待望の実店舗をオープンしました。

イギリスのロックバンド「King Crimson(キング・クリムゾン)」の曲「Epitaph(エピタフ)」からとったという店名からもわかる通り、店主はプログレ(プログレッシブ・ロック)好き。

南インド料理をベースに、日本のカレーライス感覚でいただける独自チューニングのカレーを週替わりで提供しています。一度食べるとすぐまた食べたくなる中毒性が魅力です。

おすすめメニュー「カレー2種盛り」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1,100円(税込)
定番のポークビンダルーに加え、週替わりカレーが登場。正直どっちも捨てがたい……それなら2種盛りで楽しんじゃいましょう!カレー2種の対比が生み出すグラフィカルなビジュアルこそが、「エピタフカレー」の魅力なんです。

代表作といえる「ポークビンダルー」(写真右)は南インド・ゴアの名物。ビシッと迫力ある酸味がクセになる逸品です。週替わりで出会った「チキンペッパーフライ」(写真左)は、南インド・チェンナイ名物。ゴリゴリに効いたブラックペッパーの刺激がたまりません。

そのほか、海老ココナッツカレー、ケララチキンカレー、チキンペッパーフライなどがローテーションで登場。いずれのカレーもバキッと強めの味付けなので、混ぜ合わせず交互にいただくのがオススメですよ。

おすすめメニュー「チキンピクルス」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

400円(税込)
実店舗化に伴って、サイドメニューとして新登場した南インド式の冷製チキンピクルス。キューっと爽やかな酸味がクセになる逸品です。

ボリューム感もあり、カレーに合わせていただくのはもちろんのこと、単品で酒の肴として楽しむのにも最適。気に入ったらテイクアウトして、晩酌のお供にしちゃいましょう。
エピタフカレー
住所
〒160-0022
東京都新宿区新宿3丁目7−5
営業時間
木曜日
11:30〜14:30
17:30〜20:30
月曜日
11:30〜14:30
火曜日
定休日
水曜日
11:30〜14:30
木曜日
11:30〜14:30
17:30〜20:30
金曜日
11:30〜14:30
17:30〜20:30
土曜日
11:30〜14:30
17:30〜20:30
日曜日
11:30〜14:30
開閉
電話番号
最寄駅
地下鉄副都心線 新宿三丁目駅 徒歩1分
ランチ提供
ランチ
ディナー提供
ディナー

2. カラダが喜ぶスパイス定食屋「サンラサー」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

2017年ゴールデン街の間借りカレーとしてデビューしました。同年12月には早くも実店舗化し、押しも押されぬ人気店となった「SANRASA(サンラサー)」。コンセプトは“街のスパイス定食屋”です。

ドライキーマとウェットカレー、副菜とサラダを盛り合わせた日替わりプレートには、毎日いろんな味を食べて欲しいという店主の想いが詰まっています。

立席カウンターのみの小さなお店なので、2020年6月現在は時間を区切っての予約限定営業(公式SNSで予約受付)。お店に行けない方のための冷凍通販も人気です。

おすすめメニュー「あいがけプレート」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1,300円(税込)
「サンラサー」にメニューブックはありません。その時々の旬だけでなく、その日の天候や寒暖によっても味や内容をチューニングするきめ細かさが魅力なんです。

この日のひと皿は、ドライキーマとウェットカレーを軸に、楽しい副菜やサラダがたくさん。基本はインド料理ですが、別々に食べても、全部混ぜてもおいしいというバランスが見事です。

ドライキーマに爽やかなタイのバイマックルー(コブミカンの葉)が効いていたり、インドと関係ない酸味系の副菜(この日はゴボウの漬け物)で口の中がリセットできたり、日本米なのにスパイスで炊いていて「おっ」となったりと、食べていて嬉しくなる工夫もたくさん。お腹だけでなく心まで満たされるひと皿です。
店舗情報
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