3. 珍しいカリブのカレー「マリーダカレー」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

2020年4月、「Marida Curry(マリーダカレー)」は新宿ゴールデン街にオープンしました。ところが緊急事態宣言により、たった1日営業したところで営業休止。東新宿の焼き鳥店で臨時営業をしていたのですが、緊急事態宣言解除により、ゴールデン街での営業を再スタートしました!2020年注目の新店です。

メニューは「エキゾチックキーマ」と「塩漬け豚のコロンボ」の2種類。キーマも魅力的ですが、なかなかに珍しいカリブのカレー「コロンボ」があるのは見逃せません。

おすすめメニュー「塩漬け豚とたっぷり野菜コロンボ」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1,000円(税込)
コロンボは通称「カリブのカレー」。フランス領だったカリブの島々で生まれたスパイス煮込み料理です。植民地時代に連行されてきたインド系の人々の食文化がベースではありますが、用いられるミックススパイスには、フランス料理に用いられるタイムや、中央アメリカ原産のオールスパイスが加えられ、カリブ独自の料理へと進化しました。

「塩漬け豚のコロンボ」は、しっかりした味の塩漬け豚、ほのかな辛さのなかにちょっとした酸味も感じるコロンボで構成されています。添えられたマンゴーの甘酸っぱさが、さらに南国気分を盛り上げてくれますね。

ライスの上に振りかけられたミックススパイスは卓上にも置かれており、追加投入することで香りを調整可能。さらにレモン胡椒などの調味料で、辛さや味の変化を楽しむこともできます。ほかではなかなかいただけない異国料理をぜひ。
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4. 埼玉No.1カレー店、新宿に降臨「ネゴンボ33 ゴールデン街」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

「Japanese Curry Awards 2018」を受賞、埼玉No.1カレー店として名高い西所沢「negombo33(ネゴンボサンジュウサン)」が、2020年6月8日ついに新宿ゴールデン街に進出!

BAR「The Every Body's」の日中に営業する二毛作店(昼夜とも同じ経営元なので間借りではない)なのですが、19時まで営業しているのがとてもありがたい。ランチタイムを逃した方にも嬉しい味方なんです。

「negombo33 ゴールデン街」のメニューは、「negombo33」の代表するカレー、ラムキーマとビンダルーのみという潔さ。いずれも圧倒的クオリティで、どちらか選べと言われても無理な話です。本店の隣で店主の奥さんが焙煎するコーヒーはアイスで提供。コーヒー好きなら見逃せません。

おすすめメニュー「カレー2種盛り」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1,500円(税込)
ラムキーマとビンダルーの合がけプレートです。ターメリックライスに斜めがけされたラムキーマは、筆者が羊キーマの最高峰と思っているひと品。その味はゴールデン街でも健在です!ワインで煮込んだラム挽き肉のフレッシュな香り、花山椒、生姜、アクセントのピンクペッパー。塩気強めのガツンとした味がたまりません。

そしてパクチーとピンクペッパーの彩りが鮮やかなビンダルー。独特のビネガー感でスプーンが進みます。「エピタフカレー」のビンダルーと食べ比べてみるのも楽しいですよ。
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5. あぁ至福のカレー&スパイス飲み処「アチャカナ」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

昼は魅惑のカレープレートランチ、夜はスパイス料理を肴に飲めるダイニングバーと、2つの魅力を持つ「ACHAKANA(アチャカナ)」。

店主の新(あたらし)さんは、かつて南インド料理の名店「ダバインディア」(京橋)に勤務。その後同じく「ダバインディア」出身の田村さんによる「カッチャルバッチャル」(大塚)を手伝いながら“スパイスバー&居酒屋”のノウハウを得て、2019年4月5日に「アチャカナ」をオープンしました。

名店の系譜を受け継ぐ確かな腕と、旬食材を積極的に取り入れる姿勢、新宿でスパイス飲み会を仕切るなら、真っ先に押さえるべき優秀店です。

昼のおすすめメニュー「ランチカレー3種」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1,400円(税込) ※チーズクルチャ+ミニライスに変更
ランチタイムのおすすめは、選べる3種のカレーと旬の副菜が付いた贅沢お得なプレートです。凡百のインド料理店とは一線を画するレベルのカレーもさることながら、忘れてはならないのがオプションのチーズクルチャ。

実はこれ、「ダバインディア」出身シェフによるお店のアイコン的ひと品なんです。フォカッチャのような食感の生地から溢れ出すリッチなチーズ、真昼間から心地よい背徳感に苛まれることでしょう。
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