7. 鶏もも肉、じゃがいもを焼く

Photo by 宮本信義

スキレットにオリーブオイルを引き、鶏もも肉の皮目を下にして置きます。じゃがいも、ローズマリー、つぶしたにんにくを加え、その上にパイ皿をのせ、レンガで重しをして焼きます。火加減は強火です。

Photo by 宮本信義

「じゃがいもは途中で何度か焼き面を変えて、すべての面にこんがりとした焼き目をつけます。鶏から出る脂を吸って、ますますおいしくなっていきます。じゃがいもにも塩ひとつまみを振ってください」

Photo by 宮本信義

皮面にこんがりとした焼き色がついたら、裏返して身側を焼きます。今回は皮側を11分、身側を1分ほど焼きました。

「皮面から8割ぐらい火が通ります。パイ皿でふたをしているので蒸し焼きしているような状況なので、身側を焼く時間は短くていいですよ」

8. 盛り付ける

Photo by 宮本信義

爪楊枝を外して、2等分に切って、じゃがいも、ローズマリー、にんにくを添えて盛り付けます。

素材の旨味を堪能できる極上のアウトドア料理

Photo by 宮本信義

「こんなにきのこがおいしくなるんだって、きっとびっくりしますよ」という樫村シェフの言葉通り、水分の飛んだきのこは旨味が凝縮して食感も変わり、まったく別の食べものに変身していました。もちろん、カリっと焼き上がった鶏肉もじゃがいも、極上の仕上がりです。

「今回はスキレットを利用しましたが、テフロン加工されたフライパンでも問題なく作れます。きのこの数は多いほど味に変化が出ておいしくなりますね。マッシュルームやエリンギも合います。もも肉より旨味やジューシーさは減るけれど、胸肉で作ってもOKです。

ちょっと手間はかかりますが、火にかけているあいだに、サラダを作ったり、お酒を飲んだりとほかのこともできるから、それほど大変に感じないと思います。それに多少焦げても大丈夫!それがアウトドア料理の楽しさです」

アウトドアシーンはもちろん、週末のおうちごはんやパーティー料理としても活躍しそうなひと品。ぜひカリカリのおいしさを味わってみてください。

教えてくれた人

Photo by 宮本信義

falò(ファロ)・オーナーシェフ/樫村仁尊さん 東京都出身。調理師学校を卒業後、「リストランテ アクアパッツァ」の日髙良実シェフの元でキャリアをスタート。その後、イタリアや都内のレストランで経験を積み、アクアパッツァに戻ったのち料理長まで務めた。2016年、代官山に「falò」をオープン。人気メニューを全国発送するオンラインショップも運営
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6/2(木)12時〜、樫村シェフにレシピを習うインスタライブ開催!

“食で未来をつくる・食の未来を考える”をテーマとする「料理通信」とmacaroniの両編集部がInstagramでコラボレーション。樫村シェフをゲストに迎えインスタライブで「アジの香草パン粉焼き」の作り方をお届けします。パーツとなるじゃがいものピュレ、香草パン粉はほかの料理にも展開できるすぐれものです。厨房からシェフ愛用の道具や調味料などもご紹介します!


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取材協力
ファロ
住所
〒150-0034
東京都渋谷区代官山町14−10 LUZ代官山 B1階
営業時間
金曜日
17:00〜23:00
月曜日
17:00〜23:00
火曜日
17:00〜23:00
水曜日
17:00〜23:00
木曜日
定休日
金曜日
17:00〜23:00
土曜日
15:00〜23:00
日曜日
15:00〜23:00
開閉
電話番号
03-6455-0206
最寄駅
東急東横線 代官山駅 徒歩3分 JR恵比寿駅 徒歩9分
ディナー提供
ディナー
取材・文/古川あや
撮影/宮本信義

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