賞味期限切れの「オリーブオイル」は食べられる？

調理油として使うほか、そのままサラダにかけても楽しめるオリーブオイルですが、その賞味期限は1年半～2年ほど。賞味期限は、未開封の状態で品質が保たれる期限を表しています。オリーブオイルを開封した後は、なるべく早く使い切りましょう。（※1,2,3）

賞味期限と消費期限の違い

食品の期限表示には賞味期限と消費期限がありますが、オリーブオイルのような日持ちしやすい食品に記載されているのは賞味期限です。

消費期限は、肉や総菜のように劣化が早い食品に書かれています。消費期限が過ぎたものは安全に食べられないおそれが。

一方、賞味期限の場合、期限が切れてすぐに安全性に問題が出るとは限りません。未開封のオリーブオイルなら、期限が切れていても食べられる場合があります。（※4）

賞味期限と消費期限、間違えて食べたら危険？調理師が注意点を解説！ - macaroni

食品の袋や容器に表示される「消費期限」と「賞味期限」。ふたつの期限は何が違うのでしょうか？期限が過ぎても食べられるのか気になりますよね。この記事では、意味、表示方法、劣化スピードまで、食品例を交えながら調理師がわかりやすく徹底解説！ぜひ参考にしてみてくださいね。

オリーブオイルの賞味期限

未開封の場合

未開封のオリーブオイルの賞味期限は1年半～2年と幅があります。比較的、PET容器よりガラス瓶に入っているもののほうが期限が長いですよ。

正しい賞味期限を知るには、商品の期限表示を確認することが大切。オリーブオイルをストックするなら、賞味期限が長いものを選びましょう。（※1,2）

開封後の場合

前述したように、賞味期限とは未開封の状態で安全性が保たれる期限です。開封後も長く保存できるというわけではありません。

オリーブオイルを開封すると、光や空気の影響を受けて酸化が進み、風味が変わるおそれが。開封後は、1～2ヶ月を目安に使い切ることが推奨されています。（※3,5,6）

賞味期限が切れたオリーブオイルはいつまで食べて平気？

1ヶ月

オリーブオイルの賞味期限が切れても、すぐに使えなくなることはありません。賞味期限は、安全係数という1未満の数値がかけられることで、短めに設定されているからです。

安全係数は0.7～0.9が一般的で、記載されている賞味期限より1.1～1.5倍長く保存できると考えられます。賞味期限が1年半～2年のオリーブオイルの場合、未開封なら1ヶ月の賞味期限切れでも食べられるでしょう。（※1,2,5,7）

1年以上

安全係数を考慮すると、賞味期限が1年半のオリーブオイルなら20～25ヶ月ほど、2年のものなら26～34ヶ月ほど保存できると考えられます。1年以上賞味期限が切れていると、これらの期間を超えているため、食べるのは控えてくださいね。

また、オリーブオイルは賞味期限内に食べ切るのが基本です。保存可能な期間内であっても、少しでも違和感があれば無理して食べないようにしましょう。（※1,2,7）

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食べられない賞味期限切れオリーブオイルの見分け方