偽物に「NO!」。本物のエキストラバージンオリーブオイルの見分け方

あなたの家のエキストラバージンオリーブオイルは本物?実はエキストラバージンオリーブオイルの偽装は世界中に蔓延していて、スーパーに並んだものの99%が偽物だと言われています。ではどうすれば本物を手に入れられるのか、見分け方をお教えしましょう。

2019年3月5日 更新

最高峰のオリーブオイルは偽物だらけ

少し前からオリーブオイルの健康・美容効果が話題となっていますね。その最高峰であるエキストラバージンオリーブオイルを選んで買い求める人が増えているそうですが、そこでひとつ質問です。あなたが使っているそのオイル、本物だと自信をもって言えますか?

というのは、エキストラバージンオリーブオイルには偽造品がとても多いから。スーパーの棚に並んだものの半分以上は偽物だ、なんて話もあるくらいです。

エキストラバージンオリーブオイルの偽造には長い歴史があり、オリーブオイルの品質・用途ごとの区分けが行われるようになったルネサンス期のヨーロッパですでに不正があったといわれています。

政府機関にも偽造を黙認させるネットワークが張り巡らされてる国もあるんだそうですよ。

でも、安心してください。エキストラバージンオリーブオイルとはどういうものかを知り、見分け方を覚えれば、高い確率で本物を買えるようになるはずです。

3種類のオリーブオイル

国際オリーブ協会(以下IOC)では、次の3種にオリーブオイルを分類しています。

●バージンオリーブオイル
●複製オリーブオイル
●オリーブオイル

この中でもっとも品質が高いのはバージンオリーブオイル。オリーブの果実を搾ってろ過しただけの、科学的な処理を一切用いずに抽出されたオイルです。

そして、その中でも本当に一部のオリーブオイルだけが、エキストラバージンオリーブオイルの表示を許されています。

日本で偽物が多く出回るわけ

日本の市場にはほかの国よりも多くの偽物エキストラバージンオリーブオイルが出回っています。それは、世界と日本でエキストラバージンオリーブオイルの基準が異なるから。

実は、世界の多くの国々がIOCに加盟し、その基準によってオリーブオイルを区分けしている中、日本だけはIOCに加盟せず、JAS(日本農林規格)の基準に合わせてオリーブオイルを区分けしているのです。

IOCとJAS、2つの基準を比べると、もっとも大きく違うのは酸度について。IOCは100gに酸度0.8%以下のオイルのみをエキストラバージンオリーブオイルと定めていますが、JASの基準は同量で酸度2.0%以下。そのほかはピュアオリーブオイルに分類されています。

この違いのせいで、世界基準では「エキストラバージンオリーブオイル」の条件を満たしていないオイルが、“本物“として日本のお店の商品棚に陳列されているのです。

本物のエキストラバージンオリーブオイルの選び方

では、世界基準のエキストラバージンオリーブオイルを手に入れるにはどうすればよいのでしょうか?

1. 遮光性のボトルに入ったものを選ぶ

オリーブオイルにとって光は大敵。太陽光どころか蛍光灯の光ですら劣化が進んでしまいます。

つまり、誠実な生産者であれば、エキストラバージンオリーブオイルの品質を守るため、濃い色をつけたビンにボトリングしているはず。そうでないオイル、色の薄いビンやプラスチックのボトルのオイルは避けた方がよいと考えられます。

2. オーガニック認証マークの有無

化学肥料や農薬を使わずに生産されたと商品だと保証するのがオーガニック認証マーク。国ごとにマークは異なるようですが、ボトルにこれがあるようなら本物の可能性が高くなります。

3. 酸度が0.8%以下であるかチェック

IOCにエキストラバージンオリーブオイルと認定されるには、酸度が0.8%以下でなければいけません。ですから、ボトルにこの表記があるかチェックしてください。英語表記だと、acidやacidityという表記が目印になるはずです。

4. 価格を見る

1本のオリーブの木から採取できるオリーブオイルはわずか20kg。エキストラバージンオリーブオイルとして認められるオイルは、その20kgのうち本当にわずかです。

それだけ希少なオイルですから、安く売るにはかなりの企業努力が必要です。そして、そのような商品はごくわずか。より確実に本物を買いたいなら、1mlが3円以下のものは買わない方がいいでしょう。

5. ラベルの情報を確認する

最低限、収穫時期、原産国(地域)、オリーブの品種についての記載がされていなければ、そのオイルは偽物であると判断しましょう。

6. コールドプレス製法で作られているか

高音で抽出されたオイルは栄養成分が少なく、トランス脂肪酸が発生している可能性も。非加熱か30度以下の低音で処理されたものを選ぶようにしてください。

7. テイスティング

購入する場所によっては味見をさせてもらえます。本物のエキストラバージンオリーブオイルはオリーブの果実を搾っただけのもの、つまりジュースなので、果実味が強く、サラッとしていてさわやかです。

本物の味を知り、テイスティングを心がければ、偽物を買ってしまうことはないでしょう。

8. 品評会での受賞歴のあるオイルを選ぶ

テイスティングをさせてくれるお店はそれほど多くありません。もし断られてしまったら、国際エクストラバージンオイル品評会(OLIVE JAPAN International Extra Virgin Olive Oil Competition)での受賞歴があるものを選ぶようにしてください。

オリーブオイルのプロであるオリーブオイルソムリエたちが選び抜いたオイルですから、まず間違いなく高品質な本物のエキストラバージンオリーブオイルであるはずです。

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ushi3

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