ライター : 相羽 舞

管理栄養士

監修者 : 竹内 弘久

杏林大学医学部付属病院 外科医

バナナを食べ過ぎるとどうなる?

バナナを食べすぎると

  1. カロリー過多で太る
  2. 中性脂肪の増加につながる
  3. 栄養が偏る
  4. 結石ができるおそれがある

カロリー過多で太る

バナナのカロリーは、100gあたり93kcal。1本(可食部120g)あたりでは、112kcalです。果物のなかでも、糖質が多くカロリーが高いです。

必要以上にカロリーを摂り過ぎてしまうと、使いきれなかった分は体脂肪として蓄積されることに。そのためバナナを食べ過ぎると、カロリー過多によって太るおそれがあります。(※1,2,3)

中性脂肪の増加につながる

前述したように、バナナは糖質の多い果物。100gあたりの糖質量は21.4g、1本(可食部120g)あたりの糖質量は25.7gです。100gあたりでは、いちごの約3倍、りんごの約1.5倍の糖質が含まれています。

糖質はエネルギー源となる大切な栄養素ですが、摂り過ぎると中性脂肪として蓄積されます。糖質の多いバナナの食べ過ぎは、中性脂肪の増加につながるおそれがあるため、注意が必要です。(※1,2,4)

栄養が偏る

バナナばかりを食べ過ぎてほかの食事が減ってしまうと、栄養の偏りにつながります。バナナには糖質や食物繊維、ビタミンB群などは豊富に含まれていますが、たんぱく質やカルシウム、ビタミンDなどの含有量は少ないです。栄養が偏っていると健康を損なうおそれがあるため、バナナばかりを食べるのは避けましょう。(※1,3)

結石ができるおそれがある

青みのある未熟なバナナにはシュウ酸が多く含まれるため、食べ過ぎると結石ができるおそれがあります。

結石の種類はさまざまですが、もっとも多いのがシュウ酸カルシウム結石です。結石のできやすい人はシュウ酸を多く含む食品を避けたり、結石のリスクを減らすカルシウムをしっかり摂ることが大切です。(※5)

バナナのカロリーと糖質をチェック

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