ライター : あんどうなつみ

webライター

タンドリーチキンとはどんな料理?味は?

タンドリーチキンとはインド料理のひとつで、ヨーグルトやさまざまなスパイスに鶏肉を漬け込んで作る料理です。カレーの風味とヨーグルトのまろやかさが印象的な味わいで、大人から子どもまで、幅広い世代に受け入れられやすいでしょう。

この記事では、そんなタンドリーチキンについて、基礎知識から本格・簡単レシピまで詳しくご紹介します。

タンドリーチキンの発祥・歴史、名前の意味・由来

元はインドのパンジャーブ地方で作られていた、郷土料理のひとつであるタンドリーチキン。その後、インドにある1947年創業のレストラン「Moti Mahal(モティ・マハル)」が世界中に広めたとされています。

タンドリーチキンは “タンドール” という円筒形の窯で焼いて作ることから、ウルドゥー語で “タンドールの” を意味する “タンドーリ” が変形し、その名が付けられました。「タンドーリチキン」「チキンタンドーリ」と表されることもあります。

英語では「Tandoori chicken」と書き、発音は「タンドーリ・チキン」。日本と発音が少し異なるようです。

本場インド流。本格タンドリーチキンの作り方

本場であるインドでは、複数のスパイスとタンドールという土窯を使うことが特徴です。

主な食材は、鶏肉・スパイス・ヨーグルト・ライム汁など。スパイスは好みにもよりますが、ターメリック・コリアンダー・カイエンペッパー・ガラムマサラなどを使用するのが一般的です。鶏肉を、ヨーグルトや調味料を混ぜたたれに漬け込み、串に刺してからタンドールで香ばしく焼いて作ります。

ベースとなるレシピをマスターしておけば、スパイスの種類や配合を変えることで、子どもでも食べやすい、辛くないタンドリーチキンにも仕上げられますよ。

おうちで本格的なタンドリーチキンは作れる?

Photo by Kana Uehara

本場の作り方ではタンドール(土窯)を使いますが、家庭では用意できませんよね。そこでおすすめなのが、オーブンを使って焼くレシピ。複数のスパイスを混ぜ、下ごしらえから丁寧におこなうことで、おうちでも本格的なタンドリーチキンを作れます。

ヨーグルトはそのままではなく水切りしてから使うと、鶏肉に味が染み込みやすくなるので、本格派にこだわりたいならそのひと手間を惜しまず作ってみましょう。

タンドリーチキンのおすすめレシピ4選

1. 作り置きで簡単。下味冷凍のタンドリーチキン

Photo by macaroni

調理時間:25分(※冷凍庫で寝かせる時間は含みません。)

鶏むね肉をたれに漬け込み、そのまま冷凍保存できるレシピです。冷凍する間に味が染み込み、食べるときは半解凍してトースターで焼けばOK!スパイスはカレー粉とブラックペッパーのみなので、特別な材料がなく作りやすいでしょう。

2. 炊飯器使用で技アリ。タンドリーチキンライス

Photo by macaroni

調理時間:60分(※鶏肉を漬け込む時間は含みません。)

鶏手羽元を使用するタンドリーチキンライスのレシピです。下ごしらえをした鶏肉をたれに漬け込み、たれごと炊き込んで作ります。炊飯時だけでなく、炊飯後にもバターをすこし加えることで、より風味が豊かになって食べ応えが増しますよ。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ