ライター : 渡辺 りほ

管理栄養士

ダイエットをする前に。太る原因をチェック

糖質や脂質の摂りすぎ

太る原因のひとつが、過剰摂取すると中性脂肪として体内に蓄えられる糖質。糖質はごはんやパン、麺類などの主食のほか、甘いものやスナック菓子に多く含まれています。食事を丼料理や麺料理だけで済ませたり、間食が多かったりすると、糖質の摂り過ぎにより太るおそれが。

また、脂質の摂り過ぎも肥満の原因になります。高脂質な肉類や揚げ物が好きな人は、注意が必要です。(※1,2)

運動不足

そもそもなぜ体重が増えるのかというと、食事から摂るエネルギー量が運動で消費するエネルギー量を超えるためです。運動不足によって消費エネルギーが減ると、太りやすくなります。

スポーツや散歩をする習慣がない、普段車で移動することが多い、デスクワークで座っている時間が長い……などの心当たりがある方も多いのではないでしょうか。(※3,4)

基礎代謝の低下

食事量や運動量は変わっていないのに、昔より太りやすくなったという方は、基礎代謝が低下しているかもしれません。基礎代謝とは安静時に消費されるエネルギー量のことで、心臓をはたらかせたり、体温を維持したりするために使われます。

基礎代謝が低下する原因は、加齢や筋肉量の減少、不規則な食生活など。基礎代謝が低いと消費カロリー量が減るため、太りやすくなるおそれがあります。(※4,5)

ランキングで紹介!ダイエット中におすすめの食材

7位:主食の糖質を抑えられる「オートミール」

前述したように、過剰摂取すると肥満の原因になる糖質は、ごはんをはじめとする主食に多く含まれています。えん麦の加工品であるオートミールは米や小麦粉より低糖質なため、主食と置き換えることで糖質オフにつながります。

ごはん1杯分(150g)の糖質量が53.4gであるのに対し、オートミール1食分(30g)の糖質量は17.9g。1食あたりの糖質量を約1/3に抑えられますよ。(※1,6,7)

6位:筋肉作りに役立つ「鶏肉」

鶏肉にはアラニンやアルギニンなどのアミノ酸が含まれており、筋肉作りに役立ちます。基礎代謝をアップするには、筋肉量を増やすのがポイント。筋肉トレーニングをおこなうほか、筋肉の材料となるアミノ酸の摂取が大切です。

とくにダイエット中におすすめな部位は、低カロリーな鶏ささみ。100gあたりのカロリーが98kcalと、皮付きの鶏もも肉の約1/2です。(※4,6)
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