ライター : kyoko.nishiyama

料理家 / 料理ブロガー

新鮮なうちにお試しあれ♪そら豆で簡単レシピ

Photo by ちょりママ

世界最古の農産物のひとつのそら豆。そら豆は未熟な豆であり、完熟したものは煮豆や甘納豆などに使われています。ふっくらフォルムのさやから出てくる淡い黄緑の豆にかわいらしさを感じます。

さやが空に向かって伸びるように成ることから「空豆」という名がつきました。さやの中の豆は蚕が作る繭のような白い綿につつまれており、「蚕豆」とも書きます。(※)
そら豆が「おいしいのは3日だけ」なんて言葉を目にしたことはありますか?

そら豆は鮮度が落ちるのが早い食材です。特に、さやから出して空気にふれると一気に鮮度が低下します。買うときはできるだけさや付きのものを買い、調理する直前まではさやの中に豆を入れておきましょう。

今回は、そんなそら豆の魅力をお腹いっぱい満喫できる簡単レシピをご紹介します。ぜひフレッシュなうちに楽しんでくださいね!

皮ごといただく!そら豆のポタージュ

Photo by ちょりママ

調理時間:10分
保存期間:即日

そら豆は薄皮を除いてから食べるのが一般的ですが、この薄皮にも捨てるにはもったいない成分が含まれています。せっかくなら薄皮ごと、余すことなく食べたいところ!そこで、相性のよい玉ねぎをたっぷり加え、とろとろのポタージュにしてみました。

少ない材料で、顆粒だしに頼らなくても旨味たっぷりに仕上がるポタージュです。そら豆の下ごしらえや塩ゆでの方法から、レシピをご紹介します。

材料(2人分)

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・そら豆(塩ゆで)……100g
・玉ねぎ(みじん切り)……100g
・牛乳……300cc
・バター(加塩)……20g
・塩……少々
・こしょう……少々

このポタージュ2人分に使うそら豆は、塩ゆでを終えた状態で100gほど。以下でご紹介する下ごしらえを済ませたら、100gを取り分けて使用してください。

下ごしらえ

1. さやを開く

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さやの間の筋に指をかけて開きます。
※食べる直前に開き、調理してください

2. 爪をとる

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黒い筋の部分(爪)を包丁で除きます。または、手のつめで横に切り込みを入れます。

「お歯黒」とも呼ばれるこの部分は、熟度の目安にもなります。旬の始めは色が薄めですが、時期が終わりに近づくと黒いのものが多くなるのだとか。

3. ゆでる

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沸騰した湯に2%の塩を入れ、2分ゆでます。酒を少々入れると青臭さが和らぎます。

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