【医師監修】オートミールのGI値を種類別に紹介！ダイエット中の上手な食べ方を解説します (2ページ目)

ロールドオーツは、オーツ麦の全粒を割り、蒸しながらローラーで薄く伸ばしたもの。スティールカットオーツに比べて調理時間はぐっと短く、2分ほどでできますよ。また、オーバーナイトオーツを作るのにも適しています。

スティールカットオーツよりやわらかくなりやすいため、中GI食品です。

インスタントオーツ

ロールドオーツよりも薄く加工されたインスタントオーツは、その名の通り調理時間が短く、1分程度でできるのが特徴。とろっとした食感になるため、離乳食にもおすすめです。

オートミールのなかでも特にやわらかくなりやすく、消化吸収が速いため、GI値が高くなると考えられます。

注目の食品「オートミール」の種類とおすすめ商品6選。選び方も要チェック！

今注目されている食品のひとつ「オートミール」。実はいろいろな種類があることを知っていますか？この記事では、代表的なオートミールの種類やそれぞれの特徴についてご紹介します。おすすめの商品や食べ方もチェックして、好みのオートミールを探してみませんか？

オートミールがダイエットに効果的なワケ

ポイント

主食代わりになる
食物繊維が豊富
たんぱく質が豊富

主食代わりになる

オートミールは米のように炊いたり、リゾットにしたりすると、ヘルシーな主食になります。白米、玄米と比べると糖質量が少なくGI値も低いため、血糖値の上昇を抑えることができますよ。

血糖値が上昇すると、膵臓からインスリンという血糖値を下げるホルモンが分泌され、余ったエネルギーを脂肪細胞にため込みます。そのため、インスリンは肥満ホルモンといわれています。血糖値の上昇が少ないオートミールは肥満ホルモンであるインスリンの分泌が少なく済むため、ダイエット中の主食にぴったりです。（※4,6）

食物繊維が豊富

オートミールには精白米の約20倍、玄米の約3.5倍もの食物繊維が含まれています。食物繊維には水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維があり、オートミールにはどちらもバランス良く含まれているのが特徴です。

水溶性食物繊維は糖質が吸収速度を緩やかにして血糖値の急上昇を抑えるはたらきがあり、腸内の善玉菌を増やします。不溶性食物繊維は腸内で水分を吸収して膨らみ、便のかさを増すことで腸の蠕動運動を活発化させ便通を促進します。便秘対策や腸内環境も良くするはたらきもあり、ダイエットに役立ちますよ。（※1,7）

たんぱく質が豊富

食事量が減るダイエット中は、たんぱく質が不足しやすくなります。筋肉量を維持して健康的に痩せるには、ダイエット中でもたんぱく質の摂取が欠かせません。

オートミールは精製米に比べ、たんぱく質が約2倍も含まれています。主食をオートミールにすると、効率よくたんぱく質を摂取することができますよ。また、水分を吸って膨らむため、少量でも満足感を得られるのもうれしいポイントです。（※1,8）