カルシウム

魚を原料にするかまぼこには、日本人が不足しがちなカルシウムも含まれています。蒸しかまぼこ100gあたりのカルシウム量は25mgです。

骨や歯の形成に欠かせないカルシウムですが、神経伝達にもかかわっており、興奮を抑える作用があります。また、魚に多く含まれるビタミンDには、カルシウムの吸収を高めるはたらきが。

かまぼこにも微量のビタミンDが含まれていますが、カルシウムを効率よく摂るためにビタミンDの摂取を意識しましょう。(※1,11)

かまぼこは低カロリーだけれど「塩分」に気をつけて!

先述しているように、かまぼこは低脂質で低カロリーな食品です。ダイエットにも活用できますが、注意したいのが塩分量。

蒸しかまぼこ100gあたりの塩分量は2.5gで、1切れ(20g)あたり0.5g含まれています。一日あたりの塩分摂取量は、成人男性で7.5g未満、成人女性で6.5g未満が目安。食べ過ぎは塩分過多につながるため、食べる量に気をつけましょう。(※1,3,12)

かまぼこでダイエットは可能?効果や注意点は?

かまぼこはそのまま食べられて手軽なたんぱく質源となるため、ダイエット中は小腹がすいたときの間食代わりに取り入れるのがおすすめ。しかし、先述しているように糖質や塩分は少なくありません。低カロリーだからとかまぼこばかり食べるのは避けましょう。

ダイエットは、摂取するカロリーよりも消費するカロリーを増やすことが基本です。バランス良く食べるようにし、適度に身体を動かすことや、規則正しい生活リズムも意識してくださいね。(※13)

ダイエット中でもおすすめ!かまぼこのレシピ5選

1. かまぼことアボカドのおつまみサンド

かまぼこに切れ目を入れて、アボカドをはさむだけのスピードおつまみ。かまぼこに塩気があるので、調味料は調節してくださいね。

アボカドにはナトリウム(塩分)の排出を促すカリウムが豊富。野菜や果物に多く含まれるカリウムは、塩分の摂取量が気になる場合に一緒に摂るのがおすすめです。(※14)

2. かまぼことブロッコリーのチャーハン

かまぼことブロッコリーを具材にするチャーハン。具材を大きめにすると食べごたえが出て、よく噛むことで満足感が得られやすくなりますよ。

チャーハンの具として使う場合が多い焼き豚と比べて、かまぼこを使うと低カロリーに仕上がります。ただし、糖質はかまぼこのほうが高いため、糖質制限中の方は気をつけましょう。(※1,15)

3. かまぼこと三つ葉のわさびじょうゆ和え

わさびがピリッとアクセントになる、かまぼこと三つ葉の和え物です。箸休めやおつまみにもぴったりですよ。

三つ葉はナトリウムを排出しやすくするカリウムが豊富な野菜。カリウムは水に溶ける性質があるため、下ゆでは短時間でおこなってくださいね。(※14)
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