ライター : macaroni 編集部

味も色も形も完璧!農家のお母さんが作る栗ごはん

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

秋と言えば、栗。栗と言えば、栗ごはん。という方も多いのではないでしょうか。少し肌寒くなった季節にホクホクの栗ごはんを頬張ると、なんとも言えない至福が訪れます。

でもいざ栗ごはんをおうちで作ると、栗が崩れてしまったり、栗やごはんが黒ずんでしまったりと、きれいに仕上げるのってなかなかむずかしいですよね。

本記事では。栗剥き歴40年の栗農家・箱田素子さんに、見た目も味も一級品の「栗ごはん」レシピを教えていただきます。

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

箱田農園/箱田素子さん  栗の生産量日本一の茨城県笠間市に生まれ、栗農家の次女として三代目を継承。地産地消や食育の活動にも力を注ぎ、月に2回開催する子ども食堂は今年で4年目。自宅庭先で焼き栗の直売もおこなう
茨城県笠間市の栗生産者の女性有志で結成された「K.K.T6(笠間の栗伝えたい6人)」のメンバーでもある箱田さん。茨城県は栗の生産日本一であるにもかかわらず、そのほとんどは加工品として他県に出荷されているのだそう。そこで箱田さんたちは、笠間の栗のおいしさを地元地域に広めるべく、さまざまな活動をされているんです。

「K.K.T6は2011年の発足以来、笠間の栗をおいしく食べてもらえるよう、栗料理のレシピの普及や料理講習会などいろいろな活動をしてきました。4年前には子ども食堂をはじめ、そこでもよく栗料理をふるまっています。

今回ご紹介する栗ごはんは、笠間市イチオシのレシピです。老若男女問わず人気の味なので、ぜひ皆さんにも食べていただきたいですね」と弾ける笑顔で話してくれた箱田さん。さっそく、作り方のポイントから伺います。

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

「笠間市では、9月上旬から10月下旬までさまざまな品種の栗を栽培しています。色や形、甘味や食感など、栗の種類によって異なる味わいが楽しめますよ。栗ごはんには、甘味が強くホクホクとした食感の“ぽろたん”や“人丸”という品種がおすすめです」

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「栗ごはんを炊くときに栗の煮崩れを気にされる方は、ゆで栗や瓶詰めの栗ではなく、生栗を使うと崩れにくくなります。大きな栗がゴロッと入っているほうが好きな方は、炊き上がった栗ごはんから栗をよけてしゃもじで混ぜると、ボリューム満点のホクホクの栗を楽しめますよ」

箱田さんのお話を聞いているだけで、栗の甘い香りが漂ってきそうです!お腹が鳴る前に、作り方を教わりましょう。

材料(4人分)

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調理時間:約1時間(※浸水、むらし時間含む)

・栗……10〜15個
・米……2.5合(375g)
・もち米……0.5合(75g)
・水……540cc(3カップ)
・日本酒……30cc(大さじ2杯)
・塩……6g(小さじ1杯強)
・昆布……5g(約15cm)

「お米だけでも炊けますが、もち米を加えたほうがよりおいしく仕上がります。もち米が多すぎるとねっとりしすぎてしまうので、5:1の割合がおいしさの黄金比です」

下ごしらえ

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・栗の皮を剥き、水につけてアク抜きをする

「栗の渋皮は、入念に取り除きましょう。栗ごはんの色が悪くなってしまうのは、栗に渋皮が残っていることが主な原因です。

剥いたあと水に2〜3時間つけてアク抜きをすることで、きれいなクリーム色の栗ごはんになります。ミョウバンにつけておくとあざやかな黄色になりますが、栗の自然な色を楽しんでほしいので、このレシピでは使いません」


栗をきれいに剥く方法はこちら▼

作り方

1. 洗米し、浸水させる

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米は軽く洗い、分量の水で30分以上浸水させます。

「栗を加えるからといって余分に水分を足したり減らしたりする必要はありません。水は通常の炊飯と同じ分量でOKです」

2. 材料をすべて炊飯釜に入れる

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充分に浸水させた米に、塩と日本酒を加えて軽く混ぜ、昆布をのせたら栗を敷き詰めます。

「栗は、ゆで栗よりも生栗のほうが、煮崩れしにくくなります。冷凍保存していた栗であれば、凍ったまま炊飯釜に入れても大丈夫です。

カットすると栗の存在感がなくなってしまうので、そのまままるごと入れましょう」

3. 炊飯する

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

早炊きはなるべく避け、通常の炊飯と同じように炊き上げます。

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炊けたら少し蒸らしてからふたを開け、栗を数個よけて、しゃもじで混ぜ合わせます。茶碗にごはんをよそい、よけておいた栗を飾ったら完成です。

「生栗を使っているのでゆで栗よりも煮崩れしにくいですが、きれいな形を保つには丁寧に扱うことが大切。飾り用の栗とごはんに混ぜ込む栗の割合は、お好みで調整してくださいね」

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