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香ばしい旨みたっぷり! 鯛めしのできあがり
ごはんを噛むごとに鯛の濃厚な旨みが口にあふれ、焼き魚特有の皮の香ばしさがたまりません。骨やウロコが混じっている心配がないので、安心して食べ進められるのも嬉しいですね。
木の芽と鯛めしを一緒にいただくと、春のさわやかな香りが加わって、後味が軽やかに。ほかには焼きのりや白ごま、細ねぎなどのトッピングもよく合うのだそう。
鯛めしは冷めてもおいしい! 俵形に握って春の行楽弁当にもおすすめ
冷めても香りがよい鯛めしは、おにぎりでもおいしくいただけます。俵型に握って木の芽を飾れば見栄えもよく、行楽弁当にぴったり。
「ほかには焼きおにぎりや、味噌と青じそを入れたお茶漬けにするのもおすすめです」
なお、鯛は年中出回っていますが、特に春と秋が旬と言われています。ぜひ、鯛のおいしい時期に、旨みたっぷりの鯛めしを作ってみてください!
「一尾さばきたい」という本格派の人向け。鮮魚店が教える鯛の下処理(3枚おろし)
鯛が一尾手に入り、「自分でさばいてみたい」という方向けに、保科さんに鯛の基本のさばき方を教えていただきました。鯛をおろすのは、基本的な手順を覚えればどの魚にも応用可能。定期的に魚をさばく機会があるなら、出刃包丁、ウロコ取り、骨抜きの3点は揃えるといいでしょう。
1. ウロコを除く
鯛の尾の方にウロコ取りをあて、頭側に向かって動かし、ウロコを取り除く。ウロコ取りがない場合は、包丁を使う。
ヒレのまわりなど、ウロコが取りきれない部分は、包丁でこそげ落とす。
2. 頭を切り落とす
胸ビレと腹ビレに沿って、出刃包丁で頭を切り落とす。
※鯛の頭や骨はかたいので、なるべく出刃包丁で作業するといい。
3. 腹を切り開き、内臓をかき出す
尾を左、腹を手前に置き、肛門に包丁の切っ先を刺して、頭側に向かって腹を切り開く。
内臓を引き抜き(写真左)、流水で腹の中を洗う。赤い色をした血合い(血ワタ)が残っていると生臭くなるので、指先でしっかりとこそげ落とす(写真右)。洗い終わったらペーパータオルで水気を拭き取る。
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