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菜種油(なたねあぶら)とは
菜種油(なたねあぶら/なたねゆ)は、アブラナ科の植物の一種、セイヨウアブラナから抽出される油です。
日本で搾油が始まったのは江戸時代とされており、はじめは行灯の燃料用として使われていました。その後、搾油機が開発されたことにより生産量が増え、食用として全国に普及。
現在は、国内での菜種収穫量はごくわずかで、主にカナダやオーストラリアから輸入しています。
日本で搾油が始まったのは江戸時代とされており、はじめは行灯の燃料用として使われていました。その後、搾油機が開発されたことにより生産量が増え、食用として全国に普及。
現在は、国内での菜種収穫量はごくわずかで、主にカナダやオーストラリアから輸入しています。
菜種油の作り方
菜種油は「圧搾法」という方法で製造しています。まずは原料である菜種を煎り窯で焙煎し、その後、搾った油を丁寧にろ過して作っていますよ。
商品によって製造方法は異なりますが、圧搾だけで製造した油を「一番搾り」と呼んでいます。なかでも低温で、原材料に圧力をかけて作る「低温圧搾法」で抽出された、未精製油がおすすめです。
この方法では不要な物質を含まず、自然に近い形のオイルを取ることができます。 そのため、風味や香りも一番原料に近く、味わい深さを感じることができるのが特徴です。
商品によって製造方法は異なりますが、圧搾だけで製造した油を「一番搾り」と呼んでいます。なかでも低温で、原材料に圧力をかけて作る「低温圧搾法」で抽出された、未精製油がおすすめです。
この方法では不要な物質を含まず、自然に近い形のオイルを取ることができます。 そのため、風味や香りも一番原料に近く、味わい深さを感じることができるのが特徴です。
菜種油とキャノーラ油の違い
菜種油とキャノーラ油の一番の違いは、原料です。菜種油がセイヨウアブラナから抽出されるのに対し、キャノーラ油はセイヨウアブラナを品種改良したキャノーラ種から抽出されます。
なお、キャノーラ油に含まれるエルカ酸という成分が、体に良くないという説が流れた時期がありましたが、香港食物環境衛生署食物安全センターでは2011年にこの説を否定。
欧州連合(EU)も、2019年に「エルカ酸の低い品種を使用することで低減を達成することが可能である」と発表しています。(※3,4)
なお、キャノーラ油に含まれるエルカ酸という成分が、体に良くないという説が流れた時期がありましたが、香港食物環境衛生署食物安全センターでは2011年にこの説を否定。
欧州連合(EU)も、2019年に「エルカ酸の低い品種を使用することで低減を達成することが可能である」と発表しています。(※3,4)
そのほかの油との違い
ここからは菜種油とそのほかの油との違いを解説しています。
菜種油とサラダ油の違いは?
サラダ油は特定の植物の種類でなく、大豆、ごま、米、ひまわり、とうもろこしなどさまざまな植物の油を合わせて作っています。低温でも結晶化しないように精製されているのが特徴です。
日本農林規格(JAS規格)が定めた基準を満たしていると「サラダ油」と表示ができるため、基準さえ満たしていれば、菜種油もサラダ油の一種と言えます。菜種油はアブラナのみを原料とした油という風に覚えておきましょう。
日本農林規格(JAS規格)が定めた基準を満たしていると「サラダ油」と表示ができるため、基準さえ満たしていれば、菜種油もサラダ油の一種と言えます。菜種油はアブラナのみを原料とした油という風に覚えておきましょう。
菜種油とオリーブオイル違い
オリーブオイルと菜種油は、原料に違いがあります。
オリーブオイルは原料がオリーブで、果肉を圧搾して作っている油です。独特な香りがあり、黄緑色なのが特徴。イタリア料理や肉料理などによく合う油です。
菜種油はクセがないのが特徴なのも、大きな違いといえます。
オリーブオイルは原料がオリーブで、果肉を圧搾して作っている油です。独特な香りがあり、黄緑色なのが特徴。イタリア料理や肉料理などによく合う油です。
菜種油はクセがないのが特徴なのも、大きな違いといえます。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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