ライター : 長曽我部 真未

管理栄養士

しめじってどんなきのこ?

しめじには「はたけしめじ」「ぶなしめじ」「本しめじ」などの種類があります。一般的にスーパーで売られているのは、ぶなしめじです。ぶなしめじは淡白でクセのない味わいが特徴で、どんな料理にも合わせられます。ほぐすだけで使える便利さも、しめじの魅力のひとつですね。

しめじの栄養や効果効能

栄養と効果効能

  1. 肝臓のはたらきを助ける「オルニチン」
  2. 便秘対策に役立つ「食物繊維」
  3. 血圧を下げる「カリウム」
  4. 糖質をエネルギーに変えるのに必要な「ビタミンB1」
  5. 皮膚の健康維持や代謝に関わる「ビタミンB2」
  6. カルシウムの吸収を助ける「ビタミンD」

肝臓のはたらきを助ける「オルニチン」

しめじにはオルニチンが豊富に含まれており、その量は100gあたり約100mgです。

オルニチンはアミノ酸の一種で、肝臓の解毒作用を助けるため、お酒を飲むときにおすすめの栄養素。ほかにも、細胞の新陳代謝を向上させるはたらきがあるため、肌の調子を整えるのに役立ちますよ。(※1)

便秘対策に役立つ「食物繊維」

ぶなしめじは、100gあたり3.0gの食物繊維が含まれています。

食物繊維には、水に溶けない不溶性のものと、水に溶ける水溶性のものがあります。ぶなしめじに多く含まれるのは、不溶性食物繊維です。保水性が高い不溶性食物繊維は水分を吸収して大きくふくらみ、腸を刺激するため、便秘対策に役立ちます。(※2,3,4)

血圧を下げる「カリウム」

ぶなしめじ100gあたりに含まれるカリウムは、370mgです。

カリウムは、ナトリウムの腎臓での再吸収を促して血圧を下げる神経刺激の伝達をするといったはたらきがあります。水に溶ける水溶性の成分であるため、汁ごといただくスープやみそ汁にすると、効率よく摂れますよ。(※2,5)

糖質をエネルギーに変えるのに必要な「ビタミンB1」

ぶなしめじ100gあたりに含まれるビタミンB1は0.15mgです。

ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変えるときに必要な栄養素。糖質やアルコールを多く摂取する人、運動によってエネルギー消費が多い人は意識して摂取しましょう。玉ねぎやにんにくに含まれるアリシンと一緒に摂取すると、吸収率がアップしますよ。(※2,6)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ