ライター : 白江 和子

管理栄養士 / webライター

「いちごダイエット」とは?

いちごはカロリーや糖質が低く、ダイエット中に意識して摂りたいビタミン、ミネラルを多く含んでいます。

そんないちごをダイエットに活用する「いちごダイエット」。間食の代わりにいちごを食べるという、簡単ではじめやすいダイエット方法です。

しかし、いちごを食べるだけで痩せるというわけではありません。ダイエットの基本は、食事から摂取するエネルギー量より、消費エネルギー量を増やすこと。規則正しい食生活を意識しながら、無理のない範囲で食事量を調節しましょう。定期的に運動をすることも大切です。(※1,2,3)

いちごに期待できるダイエット効果

効果効能

  1. むくみ対策
  2. 排便を促す
  3. 肌の健康をサポート
  4. 脂肪の蓄積を抑える

むくみ対策

余分な水分や老廃物が体内に蓄積する「むくみ」。極端な食事制限をおこなうと栄養が不足し、むくみを引き起こすおそれがあります。

いちごには、むくみ対策に役立つ「カリウム」が豊富に含まれています。いちご100gあたりの含有量は、170mgです。塩分を摂り過ぎるとむくみやすくなりますが、カリウムは塩分を体外に排出する作用があります。(※4,5,6)

排便を促す

食事が不規則になったり、カロリー制限のために脂質や食物繊維が不足したりすると、便秘になってしまうおそれが。いちご100gあたりには1.4gの食物繊維が含まれており、便秘対策に役立ちますよ。食物繊維には、便量を増やすはたらきがあります。

さらに、いちごには腸を刺激する作用のある「有機酸」が含まれています。いちごは便秘気味の方におすすめの食材です。(※6,7,8)

肌の健康をサポート

いちごをダイエット中に食べるメリットのひとつは、皮膚の健康維持に役立つ「ビタミンC」がたっぷり摂れること。いちご100gあたりには、ビタミンCが62mg含まれています。

ビタミンCは熱に弱い性質がありますが、生のまま食べられるいちごなら、無駄なく栄養を摂れますよ。(※6,9)

脂肪の蓄積を抑える

ヒトへの影響は明らかになっていないものの、ラットの細胞実験において、いちごに含まれているポリフェノールには、脂肪の蓄積を抑える作用があることが示されています。

また、動物実験において、いちごから抽出されたポリフェノールにより体重の増加が抑えられたという報告もありますよ。(※10,11)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ