バーデン

ドイツワインの栽培面積が第3位の地域。ドイツ最南に位置するあたたかい気候が特徴です。白ワインも赤ワインもまんべんなく生産しています。特に、バーデンで造られる「シュペートブルグンダー(別名:ピノ・ノワール)」は人気が高いと言われています。

ヴュルテンブルク

バーデン地方と同じくドイツ最南に位置する地域。主な栽培品種は黒ブドウの「トロリンガー」で、「シュヴァルツリースリング」「レンベルガー」なども栽培されています。赤ワインの品種の数が豊富なのが特徴です。

モーゼル

モーゼル川を中心に広がる地域で、ドイツでもっとも古いワインの産地です。白ワインの生産が90%以上。「リースリング」「 ミュラー・トゥルガウ」「エルプリング」などが主体です。甘口から辛口までさまざまで、アルコール度数の低いワインが多いことも特徴です。

フランケン

白ワインの生産が80%以上を占める産地です。「ミュラー・トゥルガウ」がもっとも多く栽培されていますが、次に多い「ジルヴァーナー」がフランケン地方の伝統品種でもあります。辛口タイプが多く、丸みのあるかわいいボトル(ボックスボイテル)に入ったワインが特徴的です。

ナーエ

地殻活動により、多種多様なブドウ品種の栽培とワイン造りが可能な地域。75%以上が白ワインで、ナーエで生産されている「リースリング」は、ドイツワインの最高峰のひとつであるとされています。

ラインガウ

「リースリング」の栽培比率がもっとも多い地域。酸味豊かな辛口や中辛口の高級ドイツワインが造られている産地としても有名です。品種に多様性がなく、ごくわずかですが「シュペートブルグンダー」や「ミュラー・トゥルガウ」も栽培されています。
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