3. 肌をきれいに保つ

味噌に含まれるビタミンB2は、皮膚や粘膜を正常に保つ栄養素です。不足すると、皮膚や粘膜に炎症を起こすおそれがあるので注意しましょう。

また、味噌に豊富なビタミンEには抗酸化作用があり、細胞の老化対策に役立ちます。不足するとシミができやすくなるおそれが。健康な肌を保ちたい方は積極的に摂取したいですね。(※1,10,11)

味噌の栄養価を種類別に比較|白味噌の栄養価は高い?

カロリーたんぱく質食物繊維ビタミンB2ビタミンE塩分
米味噌(淡色辛味噌)182kcal12.5g4.9g0.10mg0.6mg12.4g
白味噌(甘味噌)206kcal9.7g5.6g0.10mg0.3mg6.1g
豆味噌(八丁味噌)207kcal17.2g6.5g0.12mg1.1mg10.9g
(※1,12,13)
※100gあたりで比較しています
ひとくくりに味噌といっても、種類によって含まれる栄養の量に違いがありますよ。米味噌と比べると白味噌はたんぱく質、ビタミンE、塩分が低い値であることがわかります。

食物繊維は米味噌より白みそのほうが多く含まれていますね。一方で豆味噌を米味噌と比較すると、塩分以外の項目で高い値であることがわかります。

味噌の栄養価を大豆製品と比較|豆腐より栄養豊富?

重量カロリーたんぱく質食物繊維ビタミンB2ビタミンE塩分
味噌大さじ1杯/18g33kcal2.3g0.9g0.02mg0.1mg2.2g
大豆の水煮1缶/140g174kcal18.1g9.5g0.03mg0.7mg0.7g
木綿豆腐3分の1丁/100g73kcal7.0g1.1g0.04mg0.2mg0g
油揚げ(油抜き後)1枚/20g53kcal3.6g0.2g0mg0.2mg0g
無調整豆乳1パック/206g89kcal7.4g1.9g0.04mg0.2mg0g
(※1,2,14,15,16,17,18,19,20,21)
目安量あたりで比較してみると、味噌に含まれる栄養はほかの大豆製品に比べて少ない値のものが多いことがわかります。たんぱく質、ビタミンEでは味噌が一番少ない値ですね。一方、食物繊維、ビタミンB2では油揚げが一番少ない値となっています。

数値ではほかの大豆製品に劣るものが多いですが、たった大さじ1杯の味噌にこんなにもたくさんの栄養が含まれているのは驚きですよね。

味噌の効果的な食べ方は?減塩のポイントもチェック

ポイント

  1. 食物繊維やオリゴ糖と組み合わせる
  2. カリウムが豊富な野菜と合わせる
  3. 一日大さじ2杯(36g)を目安に食べ過ぎない

食物繊維やオリゴ糖と組み合わせる

味噌は善玉菌を含む発酵食品のひとつで、腸内環境を整えるのに役立ちます。より効率よく腸内環境を整えるには、善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖を含む食材を味噌と組み合わせるのがおすすめ。

芋類や海藻類、きのこなどを味噌汁の具材にすると手軽に実践できますよ。(※22)

カリウムが豊富な野菜と合わせる

米味噌100gあたりには12.4gの塩分が含まれています。塩分の摂り過ぎを避けるために、カリウムが豊富な野菜を組み合わせて食べるようにしましょう。

カリウムは塩分の摂り過ぎを調節するうえで重要なはたらきをするミネラルです。塩分をしっかり含む味噌と合わせて摂りたい栄養素で、里芋や切り干し大根、ほうれん草などに豊富に含まれています。(※23,24)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ