ポレンタ

トウモロコシの粉(ポレンタ)を煮てペースト状にしたもので、材料によって白いポレンタもあります。昔はパンの代わりに食べていた、小麦の生産に不向きな地方ならではの料理。現在は付け合わせとして出されるのが一般的です。

もっと知りたいイタリアの食文化

イタリア人の家庭料理

イタリアの朝ごはんは甘いものづくしです。ビスケットや甘いパンに、砂糖たっぷりのエスプレッソが一般的。お昼ごはんは簡単なパスタが主流です。それ以外ではリゾットや具だくさんのスープ。ときにはそこに、野菜やチーズなども添えられます。

夜ごはんは、ひと皿ずつ出すのが基本です。パスタやリゾット、スープのあとに、肉か魚料理に付け合わせの野菜。そこに前菜やデザートが加わる場合もあります。飲み物はワインや水が一般的ですね。

イタリア人の外食

イタリアにおける料理店の形態を大きく3つに分けて紹介します。まず「リストランテ」。一般的に予約が必要な高級レストランを指します。お店によりドレスコードもあり、コース料理が基本。お皿のシェアはマナーに反します。

「トラットリア」は、カジュアルな小レストランです。家庭料理や地方料理が大半で、お皿はシェアしてもOK。

そして「オステリア」。庶民的な食堂・大衆居酒屋です。アラカルト料理が中心でお酒も豊富。ほかにも軽食・お酒がある気軽な店「バール」や、ピザ専門店「ピッツェリア」など多種多様です。

ローカル色豊かなイタリアの食文化を楽しもう!

イタリアの食文化が多彩なのは、各地の郷土料理がさかんだから。北のバター文化と南のオリーブオイル文化がわかる郷土料理を食べれば、違いがはっきりしますね。いろいろな地域のパスタの食べ比べもおすすめ。イタリアは全州でワインが造られているので、同じ土地の料理とワインのマリアージュもぜひ楽しんでくださいね。
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