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メロンパンの名前の由来は?
外はカリカリ、中はふんわり♪ 大人から子どもまで大人気、専門店まであるメロンパンですが、どうしてその名がついたのか、はっきりしたことはわかっていません。諸説ある由来のなかでも、よく知られている3つをご紹介します。
1. 見た目がメロンに似ているから
もっともポピュラーな説がこちら。表面のビスケット生地に、マスクメロンのような格子模様が入っているから、というものです。この説はさらに分類がされており、メロンに似せて作った説と、偶然皮がひび割れてメロンのようになった説があります。
同じような形をしていても、お店によって特徴はさまざま。マスクメロンのように緑色のメロンパンもありますね。
同じような形をしていても、お店によって特徴はさまざま。マスクメロンのように緑色のメロンパンもありますね。
2. 「メレンゲパン」がなまってメロンパンになった
メレンゲパンがなまってメロンパンになった、という説もあります。メロンパンは、パン生地にビスケット生地をかぶせたもの。そのビスケット生地に、卵白を泡立てたメレンゲを加えていたため、メレンゲパンと呼ばれていたようです。メレンゲがメロンに徐々に変化していったのでは?と言われています。
3.「メロン型」を使用して成型したパンだから
チキンライスなどに使われる、紡錘形(ぼうすいけい)のライス型で成型していたから、という説です。1950年代、神戸のパン屋で作られたパンは、当時メロンと呼ばれていた「まくわうり」に似ていたためメロンパンになった、というもの。また、ライス型の別名をメロン型ということからその名がついた、という説もあります。
メロンパンは謎が多いパン
名前の由来がはっきりしないメロンパンですが、その発祥にも諸説あります。有力な説が1910年、帝国ホテルのアルメニア人パン職人が、ガレットとロシアのパンをかけ合わせたというもの。
ほかに、1930年東京・駒込のパン屋で作られたという説や、メキシコの菓子パン、コンチャがルーツという説もあります。誕生時期は明治~昭和初期と多少幅があることも、謎を深めています。
ほかに、1930年東京・駒込のパン屋で作られたという説や、メキシコの菓子パン、コンチャがルーツという説もあります。誕生時期は明治~昭和初期と多少幅があることも、謎を深めています。
メロンパンを違う名前で呼ぶ地域がある!
関西や中国地方の一部では「サンライズ」
京都、滋賀、広島、愛媛など、京阪地域以西の一部地域では、メロンパンではなくサンライズの名で呼ばれています。サンライズはビスケット生地に線を描いたパンで、日の出をイメージして作られたもの。こちらも諸説ありますが、1930年代、神戸のパン屋・「金生堂」が生み出したと言われています。
時代が下り丸いメロンパンが各地に広まると、混同されることが多くなりましたが、神戸では未だにサンライズとして販売されています。
では神戸にはメロンパンがないの?というと、そんなことはありません。神戸では、ビスケット生地をかぶせたラグビーボール型のパンに、白あんが入ったものをメロンパンと呼んでいます。
時代が下り丸いメロンパンが各地に広まると、混同されることが多くなりましたが、神戸では未だにサンライズとして販売されています。
では神戸にはメロンパンがないの?というと、そんなことはありません。神戸では、ビスケット生地をかぶせたラグビーボール型のパンに、白あんが入ったものをメロンパンと呼んでいます。
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