ライター : ☆ゴン

いちごの収穫時期と旬の季節はいつ?

いちごの本来の旬は春

いちごの旬を冬と思っている人が多いですが、本来の旬は春。露地物は3~4月の春初旬から中旬にかけてが、もっとも甘くて香りがよく、しっかりと熟して食べごろを迎える時期です。

いちごは熟してから収穫する果物なので、収穫期と旬はまったく同じ。品種によって収穫期が違いますが、ハウス栽培と露地物を含めた総合的な旬は、1~3月といえます。

クリスマス需要で収穫時期が早まる

いまの日本ではクリスマスに、真っ赤ないちごがのったケーキが欠かせません。そんなニーズに応えるため、農家では品種改良を重ねたり、露地物をハウス栽培に切り替えたりしてきました。

それが、本来の旬の時期より収穫期が早まって、初冬に出回るようになった一番の理由。いまのように冬にいちごを味わえるのは、消費者への思いに応えるため、生産者が努力してきた結果なのです。

夏や秋に収穫されるいちごもある

日本では、一年中店頭に並ぶいちごのショートケーキが定番です。そんなケーキ用のいちごとして、季節に関係なく真夏でも収穫できる品種があります。サマープリンセス、なつみずき、すずあかねなどが四季成りと呼ばれるいちご。これらも菓子業界の要望に応えるために、開発されました。

人気のあるいちごの品種ごとの特徴

1. とちおとめ

とちおとめは、国内で栽培されるいちごのなかでもっとも多く、関東でとくに人気があります。全国で30年以上、いちごの出荷量トップを誇る栃木県。そこで生まれたいちごで、県内の大部分、全国では3割以上の栽培面積を誇る人気の品種。

鮮やかな赤色で光沢があり、円錐形の果実は大きく、甘味と酸味のバランスの良い味わいが特徴です。

2. あまおう

とよのかを品種改良して生まれた、福岡県産の品種です。甘い、丸い、大きい、旨いの頭文字からつけられた名前が「あまおう」。

果肉はしっかりしていて赤色が強く、形が整っていてふっくらしているのが特徴です。あまおうの一番の魅力はその大きさ。平均で40~50gもあるため、たいへん食べごたえがあります。

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