ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

いちごの旬や時期は12月〜2月

旬/出回る時期
露地栽培5月〜6月
ハウス栽培12月〜4月
輸入もの6月〜10月

いちご本来の旬は春〜初夏

いちごの本来の旬は、5月〜6月。露地栽培が主流だった時代では、春から初夏にかけて出回っていました。

今はハウス栽培が広くおこなわれるようになり、いちごは12月〜4月にかけて出回るように。品種改良も進んで品種が増え、国内で夏場に収穫できるものも生産されています。

いちごがスーパーに出回る時期は冬

いちごがスーパーに出回る時期は冬。12月〜2月にかけて多く出回ります。クリスマスや年末年始かけてどんどん出荷が増え、3月ごろにピークを迎えますよ。

品種や産地によっては春以降も広く流通するものもありますが、5月になると出荷数は徐々に減っていきます。

いちごが一番美味しい時期は12月〜1月

Photo by macaroni

※画像はイメージです
いちごが一番美味しい時期は12月〜1月 。いちごは早い時期(出始め)がもっとも甘く濃厚と言われます。

寒い時期にじっくり時間をかけて育ついちごには、甘さがギュッと閉じ込められる特徴がありますよ。暖かくなるにつれ、酸味が強くなります。

人気品種別|いちごの旬

品種流通時期特徴
とちおとめ2月〜4月12月〜5月大きめ
甘味と酸味のバランスが良い
あまおう3月〜4月11月~5月大粒
果肉が硬く濃厚な甘味
紅ほっぺ3月〜4月12月中旬〜5月縦長の長円錐形
甘味と酸味のバランスが絶妙で、濃厚な味わい
章姫(あきひめ)2月〜4月12月~5月細長い円錐形
果皮と果肉がやわらかく、ジューシー
さちのか1月〜3月11月中旬〜5月やや大きめの円錐形
香りが良く糖度が高い
アイベリー1月〜3月12月中旬〜5月大粒で円錐形
香りも甘味も強い
さがほのか2月〜3月11月中旬〜5月大きめの円錐形
香りが強く、酸味は少ない。すっきりとした甘さ
なつみずき8月〜9月6月〜11月大きめで円錐形
糖度が高くジューシー

品種ごとの旬と特徴

・とちおとめ(栃木県)
東日本でもっとも流通する品種で、旬は2月〜4月
甘味と酸味のバランスがよくジューシー。果肉は硬めでケーキをはじめスイーツに活用される

・あまおう(福岡県)
「あかい・まるい・おおきい・うまい」という名の通り、赤くてふっくら大粒なのが特徴
11月~5月と長く出回るが、旬の3月〜4月のものが濃厚で甘味が強い

・紅ほっぺ(静岡県)
「章姫」と「さちのか」を交配し誕生した品種で、旬は3月〜4月
果肉まで赤色なのが特徴で、いちご本来の甘酸っぱさを楽しめる

・章姫(静岡県)
主に東日本で流通する品種で、旬は2月〜4月
口当たりがよくやさしい甘さで酸味が少なく、果実が長めの円錐形が特徴的

・さちのか(福岡県)
「とよのか」と「アイベリー」を交配し誕生した品種で旬は1月〜3月
果肉まで色付いていて、歯ごたえがあり日持ちしやすい

・アイベリー(愛知県)
大きいものは50gほどある大粒の品種で旬は1月〜3月
鮮やかな赤色が特徴、甘味も香りも強い

・さがほのか(佐賀県)
香りが強く酸味が穏やかな品種で、旬は2月〜3月
果肉がしっかりして日持ちするため、ケーキのトッピングに向いている

・なつみずき(北海道)
北海道で栽培される夏いちごで、旬は8月〜9月
出始めはメロン並の糖度でとても甘い
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