加熱する場合

にんにくの香りのもとであるアリシンを加熱することでスコルヂニンが発生します。(※5)肝臓の機能に対するスコルヂニンの働きを期待するなら、炒める、焼くなどの加熱料理に使うのがおすすめ。 特に油を使う加熱料理なら、香りが油の中に閉じ込められるため、香りを飛ばさずに楽しめます。

にんにくは食べすぎても大丈夫?

健康にいいにんにくですが、とても刺激の強い食材のため、食べ過ぎには注意が必要です。一度に食べ過ぎると胃腸の粘膜を刺激して胃が痛くなったり、便秘や下痢の原因になる可能性もあります。(※1) 特に生のニンニクは刺激が強いため、多くても1日1片までとしましょう。加熱したものでも1日に3〜4片ほどにするのがおすすめです。(※1)

食卓ににんにくの健康効果を取り入れよう!

健康にいい栄養成分を豊富に含むにんにく。まだ明らかになってはいませんが、血圧の改善、喘息の予防、肝臓への効果なども期待されていますよ。 生のものと加熱したもので、栄養成分が変わってくることも特徴のひとつ。しかしにんにくは刺激が強い食材のため、食べ過ぎには注意してくださいね。
【参考文献】
(2019/10/06参照)
【文】管理栄養士/佐々木梓
医療機関の管理栄養士として、乳幼児から高齢者まで幅広い対象者に向けた食事カウンセリング、健康イベント開催、レシピ作成をおこなう。その後妊産婦食アドバイザー等の資格取得、料理教室運営を経験し、現在はフリーランスの管理栄養士として、女性に向けた食や栄養の正しい知識と楽しみかたを伝えている。
▼にんにくの保存方法も知っておこう!
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