白いにんにくと黒にんにくの効能は違う?

黒にんにくは白にんにくの加工品です。加熱処理によってメイラード反応が起こることで、白にんにくの色が黒く変化します。

白にんにくと比べて黒にんにくに多く含まれる栄養素のひとつに、S-アリルシステインがあります。S-アリルシステインには疲労対策や抗炎症作用、血流をよくするはたらきなどが期待ができます。(※10,11)

にんにくの効果効能を引き出す食べ方

にんにくの食べ方

  1. 一日1片を目安に食べる
  2. 生のまますりおろして食べる
  3. ビタミンB1が豊富な豚肉と組み合わせる
  4. 油と組み合わせる

一日1片を目安に食べる

にんにくの一日の摂取量の目安は、生のにんにくなら1片程度、加熱したにんにくなら2~3片程度が適量とされています。

にんにくは、免疫力アップや代謝の促進など多くのメリットが期待できます。しかし、にんにくを食べすぎると腹痛や下痢を引き起こすおそれがあるため注意が必要です。(※12)

生のまますりおろして食べる

にんにくは、すりおろす・切る・刻むなどの調理方法によって細胞を壊すとアリシンを生成する特徴があります。アリシンを多く摂るには、細胞を壊しやすいすりおろしが良いでしょう。

細胞が壊れていない生のにんにくに含まれるアリインは無臭ですが、酵素のアリナーゼによって強いにおいを持つアリシンが作られます。(※2,13)

ビタミンB1が豊富な豚肉と組み合わせる

豚肉には糖質の代謝に必要なビタミンB1が豊富に含まれていて、にんにくにはアリシンが含まれます。豚肉とにんにくを組み合わせて摂ることで、相乗作用が期待できます。

ビタミンB1とアリシンが結合してアリチアミンに変化することで長時間血液中に留まり作用し続けるため、組み合わせて摂るといいでしょう。(1,13,14)

油と組み合わせる

にんにくに含まれるアリシンは、油で調理することで壊れにくくなる特徴があります。アリシンは熱に弱い特性もあるため、加熱する場合には油と一緒に熱すると良いでしょう。

熱に弱いアリシンを摂ることを優先するなら、加熱せずにオイル漬けにして食べるのはいかがでしょうか。(※2,15)
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