ライター : 塚本 晴香

管理栄養士 / webライター

ウコンってなに?

ウコンの原産地は東インドとされ、なんと3000年前に栽培されていたとされています。現在は南アジアを中心に、熱帯から亜熱帯にかけて広く分布するショウガ科の植物です。ショウガ科なので、見た目もショウガとそっくりです。日本では平安時代に中国から琉球へと伝わりました。今も日本では沖縄が主な産地で、「うっちん」と呼ばれ親しまれています。(※1) 主に用いられてきたウコンには2種類あり、「春ウコン」と「秋ウコン」とそれぞれ呼ばれています。ウコンの色素成分であるクルクミンの含有量をはじめ、それぞれに違った特徴がありますよ。(※2)

ウコンの種類と特徴

春ウコン

春に赤みのある花をつけるキョウオウを通称「春ウコン」と呼びます。根茎の断面は黄色で、そのまま口に入れると秋ウコンよりも苦みが強いため、食用には不向きなので主に健康食品に使われています。 春ウコンは秋ウコンに比べて色素成分のクルクミンは少ないですが、香りや風味のもとである精油成分のターメロンがに含まれています。(※2)

秋ウコン

初秋に白い花を咲かせるウコンを通称「秋ウコン」と呼びます。根茎の断面はオレンジ色で、秋ウコンはカレーなどのスパイスとして食用に利用されるほか、生薬や天然色素としてさまざまなところで用いられています。(※2) 秋ウコンの特徴として、クルクミンが春ウコンと比べて3倍以上も含まれていますよ。(※3)

ウコンの栄養素と期待できる効果

カリウム

カリウムは、ナトリウムを排出する働きがあるので、塩分の摂りすぎを調節し、血圧を下げる働きが期待できます。 また、カリウムが不足すると、脱力感や食欲不振、筋無力症、精神障害、不整脈などといった症状がみられることもあります(※1,4)
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