食物繊維

食物繊維といえば根菜に多く含まれているということを知っているひとも多いはず。ウコンも使用する部分は主に根っこの部分なので、食物繊維が含まれています。 働きとしては、腸のぜん動運動を活発にし排便を促したり、腸内細菌のエサになると言われていますよ。(※1,5)

ウコンに含まれている鉄は、血液中のヘモグロビンの構成成分で、酸素と結びつくことで全身に酸素を運ぶ働きをしています。 これが不足すると貧血になり、酸素が全身にいきわたらず、集中力の低下や食欲不振を起こしやすくなります。(※1,6)

クルクミン

クルクミンは、ポリフェノールの一種であるクルクミノイドと呼ばれるウコンの黄色い色素の代表的な成分です。その鮮やかな色から天然色素として使われています。カレーの黄色も個のクルクミンによるものです。 そんなクルクミンには、胆汁の分泌を促したり、コレステロールを下げる働きがありますよ。(※2)

ターメロン

スパイスの呼び方である「ターメリック」から名付けられました。 クルクミンと同じように、胆汁の分泌を促す利胆作用と呼ばれる働きがあります。また殺菌・抗菌作用もあるとされています。(※1)

総合的なウコンの特徴

ウコンの栄養素と期待できる効果でも紹介したように、肝臓の働きを助けて、肝臓が分泌する胆汁を増やす働きがあります。このため、アルコールを摂取する前に手軽に摂れるように、二日酔い防止のサプリメントやドリンクとしてコンビニやドラックストアなどで売られているのをよく目にします。(※1) このようにウコンは古くから、わたしたちの身体を助けてくれる食材として3000年もの間親しまれてきたのですね。(※1)

気をつけるべきポイント

ウコンを摂取するうえで気を付けなければいけない場合もあります。肝機能障害があるひとの場合、ウコンに含まれている鉄分により、肝炎を悪化させ肝障害を生じる場合があります。 サプリメントやドリンクとして摂取する場合は過剰摂取しやすくなるので、注意が必要です。健康な方は必ず記載されている分量を守りましょう。また、すでに肝機能障害の疾患があるかたは、医師に従い使用するようにしましょう。(※3)
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