ライター : ますだなな

管理栄養士

にんにくの栄養に期待できる効果効能

にんにくの効果効能

  1. 風邪対策に役立つ
  2. 冷え性対策に役立つ
  3. 血圧の低下に役立つ
  4. 糖質のエネルギー代謝を助ける
  5. たんぱく質の代謝を助ける

風邪対策に役立つ

にんにくに含まれるアリシンには抗酸化作用があり、免疫を強化するはたらきがあります。そのためアリシンは風邪の対策に役立つといわれています。

人間の身体に、細菌やウイルスから身体を守る仕組みとして備わっているのが免疫。にんにくを摂って、風邪にかかりづらい身体を目指したいですね。(※1,2,3,4)

冷え性対策に役立つ

にんにくに含まれるアリシンはイオウ化合物のひとつです。イオウ化合物には血液の流れをよくするはたらきがあります。

冷え性の原因のひとつに挙げられるのが血行不良。血行不良により、血液が手や足の先まで届けられなくなり冷え性になります。冷え性はさまざまな身体の不調につながるため、にんにくを食べると対策に役立つでしょう。(※2,5)

血圧の低下に役立つ

にんにくに含まれるアリシンが加熱により変化して生成されるスコルジニン。スコルジニンには、血管を拡張させて血液の流れをよくすることによって、血圧の低下に役立ちます。

にんにくに含まれるカリウムにも、血圧を下げるはたらきが期待できます。カリウムは水溶性なので水に溶けだします。スープや煮込み料理なら汁ごといただきましょう。(※1,6,7)

糖質のエネルギー代謝を助ける

にんにくに含まれるアリシンには、ビタミンB1の吸収を促進するはたらきがあります。ビタミンB1は糖質の代謝に必要とされる栄養素です。アリシンとビタミンB1は協力して糖質の代謝に役立ちます。

ビタミンB1が不足し、糖質の代謝が抑制されると疲労を感じやすくなります。スタミナ料理によく使われるにんにくですが、実際に疲労対策が期待できるのはうれしいですね。(※1,8)

たんぱく質の代謝を助ける

にんにくに含まれるビタミンB6には、たんぱく質の代謝を促進する作用があります。食事から摂ったたんぱく質をアミノ酸に分解して、必要な形のたんぱく質に作り替えることをたんぱく質の代謝と言います。

ビタミンB6が不足すると身体的・精神的不調が現れるおそれがあるため、不足しないように心がけましょう。(※6,9)
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