ライター : Uli

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「おくずかけ」とはどんな料理?

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宮城県の精進料理

「おくずかけ」は宮城県の郷土料理です。肉類を使わないため、精進料理として仏事にも作られます。

「葛」でとろみをつけることから、「お葛かけ」と呼ばれました。お彼岸やお盆には、ずんだ餅とおくずかけをセットにして、お供えするのも定番なのだそう。

おくずかけに欠かせない「温麺」とは

おくずかけに使用される「温麺(うーめん)」は、江戸時代の宮城県で誕生した麺です。胃病をもつ父のため、息子が油を使わずに作った麺が発祥。その息子の温情にちなんで、「温麺」と名付けられました。

入れる具材は家庭によっていろいろ

おくずかけに入れる具材は、地域や家庭によってさまざまです。基本の具材は、温麺と野菜、油揚げや麩など。季節の野菜や、各家庭で収穫した野菜を入れることもあります。

里芋、なす、さやいんげん、みょうがなどが定番の具材です。元は精進料理のおくずかけですが、家庭によっては肉類を入れることもあるのだそう。

宮城県の郷土料理「おくずかけ」レシピ

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調理時間 30
具材たっぷりのおくずかけレシピです。しょうゆとみりんのシンプルな味付けで、具材の旨味を引き出しましょう。野菜や油揚げの旨味がしいたけ風味のつゆに染み、深みのある味わいに仕上がりますよ。

アクセントとして七味唐辛子をトッピングしてもおいしいです。個性豊かな具材の食感と味わいをお楽しみください。

材料(4〜5人分)

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