ライター : Uli

webライター

タリアータの基本の作り方

Photo by Uli

調理時間 180
ローストした牛肉のピンク色の断面と、ルッコラやパルミジャーノチーズとのコントラストが食欲をそそるタリアータは、イタリアでポピュラーな肉料理。ここでは安全に作れることを重視して、しっかり牛肉に火を通すタリアータ風のレシピをご紹介します。定番の甘酸っぱいバルサミコソースとしっとりジューシーな牛肉が合いますよ。

材料(4人分)

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コツ・ポイント

  1. 牛もも肉の表面を焼いてから湯せんして火を通す
  2. 牛もも肉の粗熱がとれてから薄切りにする
  3. お好みの葉野菜でアレンジする
牛もも肉の中心まで火を通するため、表面を焼いてから湯せんしましょう。湯せん後は粗熱がとれるまで室温でしばらく置き、冷めてから切ることで肉汁が流れ出すのを防げます。

赤色の肉汁が出てくる場合は加熱不十分なので、再度湯せんするか電子レンジで様子を見ながら加熱してください。使用する葉野菜はルッコラのほかに、水菜やベビーリーフなどでアレンジ可能です。

下ごしらえ

ルッコラを切ってにんにくを潰す

切ったルッコラと潰したにんにくがのっているまな板

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・ルッコラを3~4cm幅に切る ・にんにくの皮を剥いて包丁の腹で潰す

作り方

1.牛もも肉に塩と黒こしょうをまぶして室温に置く

塩と黒こしょうをまぶした牛もも肉をラップで包んだ様子

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牛もも肉の表面にまんべんなく塩と黒こしょうをまぶし、ラップでぴったり包みます。室温で30分から1時間置いて室温に戻しながら味をなじませます。

2.オリーブオイルでにんにくを炒める

フライパンでオリーブオイルとにんにくを炒める様子

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フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、香りが立つまで弱火で炒めます。にんにくが色づいたら取り出します。にんにくはあとの工程で活用するので捨てないで取っておきます。

3.牛もも肉の表面をこんがり焼く

牛もも肉をフライパンに入れて焼く様子

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牛もも肉の表面の水分をキッチンペーパーで押さえるように拭き、フライパンに入れて表面がこんがり色づくまで中火で焼きます。各面2~3分を目安に触らず焼き色をつけ、計8~10分中火のまま加熱します。小さい面に焼き色をつける際は、トングで牛もも肉を立てるように持ちながら焼きます。

4.調理袋に牛もも肉とにんにくを入れる

調理袋に表面を焼いた牛もも肉とにんにくを入れた様子

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焼いた牛もも肉をフライパンから取り出し、3分ほど置いて粗熱をとります。加熱調理可能の調理袋に牛もも肉と最初に炒めたにんにくを一緒に入れ、なるべく空気が入らないように封をします。

5.湯を用意する

鍋でたっぷりの湯を沸かす様子

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鍋に湯1.5L(分量外)を用意します。

6.牛もも肉を入れて弱火で3分加熱する

牛もも肉が入っている調理袋を湯に沈めた様子

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牛もも肉を鍋に入れて落し蓋か皿をかぶせ、弱火で3分加熱します。

7.火を止めて30分置く

鍋の中に皿を入れて放置する様子

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火を止めて30分そのまま放置します。

8.ソースの材料を火にかける

フライパンでソースの材料を煮立たせる様子

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牛もも肉を焼いたフライパンでバルサミコ酢と砂糖を煮立たせ、バターを加えます。とろみがついたら火を止めます。 ※フライパンに焦げや肉片が残っている場合はさっとキッチンペーパーで拭き取ります。肉汁が残っている場合はそのまま使います。

9.牛もも肉の粗熱をとって薄切りにする

牛もも肉を薄切りにする様子

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牛もも肉を鍋から取り出し、室温で1時間ほど置いて冷ましてから、薄切りにします。4mm以下の薄さになるように切ります。

10.パルミジャーノチーズを薄切りにする

薄切りのパルミジャーノチーズがのっているまな板

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パルミジャーノチーズを包丁かピーラーで薄切りにします。

11.盛り付ける

タリアータ風を盛り付けた白い大皿

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皿にルッコラと牛もも肉を盛り付け、パルミジャーノチーズを手で砕きながら散らし、バルサミコソースをかけて完成です。
牛肉は新鮮なものを使用し、加熱ムラを防ぐため室温に戻してから調理してください。 肉の大きさによって加熱時間は調整し、加熱が不十分な場合は、切ってから再度レンジなどで加熱してください。 妊娠中の方や小さなお子様、ご高齢の方など、免疫力が低下している方のお召し上がりは控えてください。

タリアータにおすすめの部位

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この料理は肉のほどよい噛み応えが魅力なので、サーロインやもも肉、ランプ肉などの赤身肉がおすすめです。薄めにスライスして、パルミジャーノチーズや生野菜と一緒に食べるため、ブロックの厚みが3cmくらいあるほうがGood!

ローストビーフとタリアータの違い

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ローストビーフとタリアータの違いは、焼き加減です。ローストビーフは名前の通り、肉のなかまで火が通っており、「ロゼ」の色が特徴的。一方タリアータは表面のみ焼き、なかまでは火を通していません。タリアータは肉の素材のよさを堪能したいときにおすすめの料理です。

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