ライター : wasante

お肉好きなら知っておきたい「牛肉の部位」

牛肉の部位は大きく分類されるだけでも13種。さらに細かく分類されるため、トータルで40種以上にのぼります。種類が多いので全部覚えるだけでも大変ですが、さらに地域によって呼び名が異なることも!人気のハラミは北海道・東北ではサガリ、ヒレは関西でヘレと呼ばれるなど、多くの部位が別名を持っています。

体の大きな牛は、いろいろな部位を食べることが可能。一頭からとれる量がごくわずか、という希少部位が多いことも特徴です。

牛肉の定番部位

1. バラ(カルビ)

カルビは韓国語で「あばらまわりの肉」、つまりバラ肉です。バラ肉は分類が細かく、まず肩バラ(前バラ)・トモバラに分類。さらにトモバラは外バラ・中バラに分類されます。どの部分も脂の甘味とうま味がしっかり。一般的にカルビはトモバラ、上カルビは肩バラが提供されています。

一頭からとれる量:肩バラ・約15kg、外バラ・約30kg、中バラ・約30kg
100gあたりのカロリー:371kcal
輸入牛肉・脂身つき・生の数値を参照(※1)

2. ロース

ロースは、牛の肩から背中の部分の肉のことです。主な味わい方はすき焼き、ステーキ、しゃぶしゃぶ、ローストビーフなど。肩ロース、リブロース、サーロインに分けられますが、スーパーでは、ロースの内側にあるヒレもロースとして販売されることがあります。

一頭からとれる量:肩ロース・約18kg、リブロース・約10kg
100gあたりのカロリー:231 kcal
輸入牛肉・リブロース脂身つき・生の数値を参照(※1)

3. ハラミ

ハラミは横隔膜の背中側の筋肉に当たる部分です。ホルモンに分類されますが、クセがなく濃厚な味わい。見た目と食感は赤身とほぼ変わりません。一頭からとれる量が少ない、希少部位のひとつ。横隔膜の肋骨側はサガリの名で呼ばれるほか、背中側と同様にハラミと呼ばれることもあるようです。

一頭からとれる量:約1kg
100gあたりのカロリー:301kcal
横隔膜・生の数値を参照(※1)

4. ランプ

ランプは腰からおしりにかかる部分で、モモ肉の一部です。やや硬めの食感で、甘みのある濃厚な味わい。脂はやや少なめ、ということも特徴のひとつです。いろいろな料理に使うことができ、焼肉のほか、ステーキやローストビーフ、たたきにしてもおいしく味わえますよ。

一頭からとれる量:約5kg
100gあたりのカロリー:234kcal
輸入牛肉・脂身つき・生の数値を参照(※1)
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