整腸作用のある「食物繊維」

大葉100gあたりには食物繊維が7.3g含まれています。食物繊維は腸内細菌を増やす作用があり、便秘対策に大切な栄養素です。

食物繊維は多くの日本人が不足気味とされています。日々の食事で大葉のほか野菜類、豆類などから食物繊維を積極的に摂りましょう。 (※1,8)

抗酸化作用・抗菌作用のある「ペリルアルデヒド」

大葉特有の香りは、ペリルアルデヒドというポリフェノールによるもの。ポリフェノールは抗酸化物質のひとつで、老化を引き起こす活性酸素のはたらきを抑えてくれます。

さらに、ペリルアルデヒドは嗅覚を刺激して胃酸の分泌を促し、食欲を増進させるといわれていますよ。また、強い防腐・抗菌作用があります。(※3,9)

アレルギー症状をおさえる「ロスマリン酸」

大葉に含まれるロスマリン酸もポリフェノールの一種です。ロスマリン酸は抗アレルギー成分として、アレルギー症状を軽減する作用が期待されていますよ。

ロスマリン酸は、皮膚や目のかゆみなどを引き起こす体内物質である「ヒスタミン」の遊離・放出を抑えるはたらきがあります。(※9,10)

大葉(しそ)の栄養を効率よく摂れる食べ方

ポイント

  1. 生のまま食べる
  2. 油と合わせて食べる
  3. 細かく刻む

生のまま食べる

大葉を生のまま食べると、ビタミンCのような熱に弱い栄養素を無駄なく摂れますよ。刺身やそうめんに添えるほか、海苔の代わりにおにぎりに巻くのもおすすめ。

大葉に豊富なビタミンCは肌の健康維持に欠かせません。また、鉄の吸収をサポートする作用があるため、貧血対策に役立ちます。(※11,12)

油と合わせて食べる

大葉に豊富なβ-カロテンを効率よく摂りたいときは、大葉と油を組み合わせましょう。β-カロテンは油に溶けやすい性質があるため、炒め物や揚げ物にすると吸収率がアップします。

大葉を生のまま摂りたい場合は、油を含むドレッシングをかけてい食べるのがおすすめです。(※13)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ