ライター : emi_

チンゲン菜とは

葉のいち枚、いち枚が大きなスプーンを重ねたようなかわいらしいフォルムのチンゲン菜。中国野菜のなかでもとくに、身近な食材として人気があります。 緑黄色野菜のチンゲン菜は、みずみずしく歯ごたえもシャキシャキ、クセもアクもなくいろいろな野菜との相性がいい特徴があります。使い勝手もよく冷凍保存もできるチンゲン菜は、栄養価も高いおすすめ食材です。

チンゲン菜の旬と産地

チンゲン菜の旬

アブラナ科アブラナ属の中国野菜の代表格といえば「チンゲン菜」。いち年を通してスーパーなどで見かけると思うのですが、チンゲン菜には旬の時期が2回あります。 露地物が多く出まわる春の3〜5月、秋の10〜11月が旬の時期です。そのなかでも気温が下がる晩秋が特においしくなる季節です。

チンゲン菜の産地

チンゲン菜は適応力の強い野菜なので家庭菜園の初心者さんにもおすすめの野菜です。産地は茨城県が断トツの出荷量、ついで静岡県になります。 育てやすいチンゲン菜は北は北海道、南は九州まで全国各地で栽培出荷されているんですよ。そのおかげで、品切れになることがなく私たちの食卓を彩ってくれます。

チンゲン菜の栄養価

βカロテン

チンゲン菜にはβカロテンが100gあたり2000μgと豊富に含まれています。βカロテンは、体内でビタミンAに代わり、皮膚や粘膜の健康維持、光刺激反応に重要な役割をしてくれる大切な栄養素です。 ほかに、βカロテンを多く含む食品はモロヘイヤ、にんじん、ホウレンソウなどがあります。(※1.2)

カリウム・カルシウム

うれしいことにチンゲン菜にはカリウムとカルシウムも豊富なんですよ。 カリウム100gあたり260mg カルシウム100gあたり100mgが含まれています。 カリウムは、高血圧に効果があり、長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ働きをしてくれます。カルシウムは、骨を生成する上で欠かせない栄養素としても有名ですよね。また、イライラ防止にも効果的です。(※3.4)

チンゲン菜のおすすめの食べ方

炒めても煮てもおいしく食べられるチンゲン菜は、煮崩れしないのも特徴的です。シャキシャキした食感を大切にしたいですよね。 チンゲン菜は、油との相性抜群な上、油と炒めることでビタミンやミネラルの吸収率がアップします。できれば、ゆでるときにも油を少量入れることをおすすめします。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ