ライター : 白江 和子

管理栄養士 / webライター

にんじんの栄養や効果効能について

にんじんに含まれる栄養と効果効能

ポイント

  1. 老化対策に役立つ「β-カロテン」
  2. 目の健康維持ににかかわる「ビタミンA」
  3. 美容のためのビタミン「ビタミンC」
  4. 便秘対策に役立つ「食物繊維」
  5. 体内の塩分排出を促す「カリウム」

老化対策に役立つ「β-カロテン」

にんじんの色素成分であるβ-カロテン。にんじんには、100gあたり8600μg含まれています。

β-カロテンは体内でビタミンAとして作用し、粘膜の健康を維持したり抵抗力を高めたりする成分です。またβ-カロテンそのものの作用として、活性酸素の発生を抑えて取り除くはたらきがあるため、老化対策に役立つとされています。(※1,2,3)

目の健康維持にかかわる「ビタミンA」

目の健康にかかわるビタミンAは、にんじん100gあたり720μg含まれています。

ビタミンAは、目や皮膚の粘膜の健康維持や、薄暗いところで視力を保つことにかかわっている栄養素です。不足すると暗いところで目が見えにくくなったり、皮膚や粘膜に乾燥や角質化があらわれたりすることがあります。(※1,3)

美容のためのビタミン「ビタミンC」

美容のビタミンとも呼ばれるビタミンCは、にんじん100gあたりに6mg含まれています。

ビタミンCは、細胞同士を結ぶコラーゲンの生成に不可欠です。そのため、健康な皮膚や粘膜を維持するのに役立ち、美容のためのビタミンとして知られています。活性酸素から体を守る抗酸化作用があるほか、鉄の吸収を良くするはたらきもありますよ。(※1,4)

便秘対策に役立つ「食物繊維」

便秘対策に役立つことで知られる食物繊維。にんじんには、100gあたり2.8g含まれています。

にんじんに多く含まれる不溶性食物繊維は、便のかさを増やして腸を刺激し、スムーズな排便を促すはたらきがあります。腸内で善玉菌のエサとなり増殖を助けるため、腸内環境を整えるのに役立ちますよ。(※1,5)
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