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胎児の発育に必要な「葉酸」
にんじん100gあたり73μgの葉酸が含まれます。
葉酸は核酸やたんぱく質を体内で生成する過程や細胞を作る過程ではたらく、体を作るうえで重要なビタミンです。葉酸は細胞を増やしたり、成熟させたりすることに関わるため、胎児が成長するうえで大切な栄養といえます。(※6,8)
葉酸は核酸やたんぱく質を体内で生成する過程や細胞を作る過程ではたらく、体を作るうえで重要なビタミンです。葉酸は細胞を増やしたり、成熟させたりすることに関わるため、胎児が成長するうえで大切な栄養といえます。(※6,8)
骨や歯の形成・維持に役立つ「カルシウム」
にんじん100gには92mgのカルシウムが含まれています。カルシウムは骨格を構成する重要な栄養成分で、体の中では主に骨や歯に含まれています。不足すると骨が十分に成長しなくなってしまいますよ。
ビタミンDが不足したり、運動不足で骨への負荷が少なくなったりすると、カルシウムを摂取してもがうまく吸収されないことがあるので注意しましょう。(※6,9)
ビタミンDが不足したり、運動不足で骨への負荷が少なくなったりすると、カルシウムを摂取してもがうまく吸収されないことがあるので注意しましょう。(※6,9)
赤血球を作る「鉄分」
にんじん100gあたり0.9mgの鉄が含まれます。鉄は赤血球や筋肉に存在する栄養素です。鉄には肉や魚に含まれるヘム鉄と、野菜に含まれる非ヘム鉄があります。にんじんには非ヘム鉄が含まれており、ヘム鉄に比べて吸収されにくいのが特徴。
しかし、非ヘム鉄はビタミンCと一緒にとることで吸収されやすくなります。にんじんにはビタミンCも多く含まれているため、非ヘム鉄の吸収率を高めることに役立ちます。(※6,10)
しかし、非ヘム鉄はビタミンCと一緒にとることで吸収されやすくなります。にんじんにはビタミンCも多く含まれているため、非ヘム鉄の吸収率を高めることに役立ちます。(※6,10)
にんじんの皮にも栄養がある?
β-カロテン | ビタミンA | 食物繊維 | カリウム | |
にんじんの皮 | 8,600μg | 720μg | 3.8g | 630mg |
---|---|---|---|---|
皮付きのにんじん | 8,600μg | 720μg | 2.8g | 300mg |
皮なしのにんじん | 7,600μg | 630μg | 2.8g | 300mg |
にんじんの皮・皮付きのにんじん・皮なしのにんじんを100gあたりで比較すると、皮がもっとも食物繊維、カリウムが多いことがわかります。
カリウム量は皮なしのにんじんの倍以上含まれています。にんじんをやわらかく煮る料理にするときは、皮をむかずに調理するとより多くの栄養がとれますよ。
カリウム量は皮なしのにんじんの倍以上含まれています。にんじんをやわらかく煮る料理にするときは、皮をむかずに調理するとより多くの栄養がとれますよ。
にんじんを加熱すると栄養価は変わる?
β-カロテン | ビタミンA | 食物繊維 | カリウム | |
生のにんじん | 8,600μg | 720μg | 2.8g | 300mg |
---|---|---|---|---|
ゆでたにんじん | 4,800μg | 400μg | 4.1g | 480mg |
油で炒めたにんじん | 12,000μg | 1,000μg | 3.1g | 400mg |
生のにんじん、ゆでたにんじん、油で炒めたにんじんを100gあたりで比較すると、油で炒めたにんじんのβ-カロテンの量が多いことがわかります。これはβ-カロテンが脂溶性であるためです。
にんじんのβ-カロテンやビタミンAを効率良く摂りたい人は、油で炒めたり、脂質の多い食材と組み合わせて食べるとよいでしょう。(※3)
にんじんのβ-カロテンやビタミンAを効率良く摂りたい人は、油で炒めたり、脂質の多い食材と組み合わせて食べるとよいでしょう。(※3)
にんじんの栄養を効果的に摂り入れる方法
ポイント
- 油を使って調理する
- ゆで汁ごと食べる
- 皮をむかずに調理する
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。