アレンジのしやすさも魅力!

●先生 「ラングドシャが完成したら、お好みでガナッシュを挟んだり、溶かしたチョコレートでデコレーションしても華やかになりますね」 ●祐梨子 「食べごたえもアップしそうですね! ちなみに手土産にする場合は、どんなアレンジがオススメですか?」 ●先生 「そうね~。手土産の場合は、日持ちの良さ も大切ですね。『プラリネ』入りのチョコレートを挟むのはどうかしら? 4~5日ほど日持ちするので、安心して手土産に使えますよ」 ●祐梨子 「プラリネ? 聞いたことはありますが、どんなものでしょう…?」
●先生 「プラリネとは、ローストしてキャラメリゼしたナッツで作るペーストのことです。芳ばしい甘さが魅力で、季節問わず楽しめますよ。市販のプラリネでもOKですが、今回は自家製プラリネの作り方も合わせて紹介していきましょう」

ポイントを押さえたところで、さっそく実践!

●祐梨子 「バターと卵白の混ぜ方や、生地の絞り方が、ラングドシャの仕上がりに大きく影響しているとは知りませんでした。でも、教わったコツさえ押さえておけば、とっても簡単に作れそう!」 ●先生 「そうなんです。コツといっても、難しいテクニックはありません。 ラングドシャ作りは工程がとってもシンプル。だからこそ、一つひとつのポイントをおさらいしながら丁寧に作っていきましょう!」 ●祐梨子 「わ~、とっても楽しみ♪ 先生、よろしくお願いします!」

ラングドシャ・プラリネ入りチョコサンドの材料(※直径3cm/22〜24枚分)

<ラングドシャ生地> ・無塩発酵バター … 30g(今回は「明治発酵バター」を使用) ・粉糖 … 30g ・卵白 … 30g(およそ1個分) ・バニラオイル … 適量(お好みで) ・レモンの皮すりおろし … 適量(お好みで) ・アーモンドパウダー … 15g ・薄力粉 … 15g(「バイオレット」を使用) ※今回は絞り袋で成形するが、シャブロン型(すりこみ型)で成形する場合は、薄力粉を「準強力粉(フランス粉)」を20gに変更し、やや固めの生地に仕上げる。 ※粉糖は茶こしで漉してから計量する。なお、粉糖には「①オリゴ糖入り」「②粉末水あめ入り」「③純粉糖」「④コーンスターチ入り」などの種類がある。今回は①〜③の粉糖がオススメ。コーンスターチが含まれていないものを選ぶ。 ※卵白は冷凍保存しておいたものでも可能。その場合は冷蔵庫で解凍して、使用するときは常温に戻しておく。

プラリネ入りチョコレートの材料

<市販のプラリネを使用する場合> ・チョコレート … 30g ・プラリネ … 20g ※チョコレートは、ヴァローナ社「フェーブ ジヴァラ・ラクテ カカオ分40%」を使用 ※プラリネは、ヴァローナ社「プラリネノワゼット キャラメリゼ」を推奨 ※プラリネを自家製する場合は下記材料を別途用意する。(市販のプラリネでも十分おいしく作れるが、自家製の方がより風味と食感が際立つのでオススメ)
<自家製のプラリネを使用する場合> ・ヘーゼルナッツ … 100g ・水 … 50g ・グラニュー糖 … 65g ※ラングドシャに使用するプラリネは20gのみ。余ったプラリネは煮沸消毒した容器に入れて冷蔵庫で保存する。(保存期間は4~5日)

今回使用したキッチンツール

<ラングドシャ生地> ・ボウル ・粉ふるい ・ゴムベラ ・ベーキングシート(今回はシルパットを使用) ・カード ・絞り袋 ・丸口金(10mm) <自家製プラリネ> ・熱伝導のよい銅やステンレス素材の鍋 ・木ベラ ・フードプロセッサー

下準備

・バターは常温に戻し、柔らかくしておく。 ・粉糖、薄力粉、アーモンドパウダーはあらかじめふるっておく。 ・冷凍保存しておいた卵白を使用する場合は、冷蔵庫で解凍する。また、使用する際は常温に戻しておく。

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