3. オーブンで焼きます

Photo by muccinpurin

表面に付いた調味料をかるく拭って、190℃に予熱したオーブンで50分ほどこんがり焼きます。 竹串を刺してみて、なかから透明な肉汁が出たら焼き上がりです!

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こんがりと焼き上がりました。ふちの調味料がちょっと焦げた感じが、香ばしくてたまりません! 焼きたては熱くてやわらかく切りづらいので、粗熱が取れるまでそのまま待ちましょう。

厚切りスライスでいただきます!

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贅沢に厚めにスライスして、さっそくいただきます! 甘めの味付けにほんのりと香る八角やシナモンの香り……五香粉がやはりいい仕事をしています。ひと晩漬けこんだことでしっかりと味が染み込んでいて、紅麹のおかげでやわらかくジューシーに。 調味料が焦げたところも香ばしくて最高!肉に火が通っても、仕上げに少し香ばしく焦げ目を付けるくらいがちょうどいい気がします。

野菜と一緒に皮で巻いてパクッ!

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北京ダックでお馴染みの餅皮(カオヤーピン)で巻いてみました。台湾ではこのような食べ方はしませんが、どうしてもやってみたかったアレンジなのでご紹介します。 【餅皮(カオヤーピン)】 ・薄力粉……100g ・片栗粉……50g ・塩……ひとつまみ ・水……180cc なめらかになるまでよく混ぜて、薄く油を敷いたフライパンに薄く伸ばして弱火で焼きます。もっちりとした皮がジューシーなチャーシューと相性抜群!きゅうりと白髪ねぎの食感も肝心なので、ぜひ一緒に巻いてくださいね。

紅麹がないときは…

残念ながら保存や流通がむずかしいため、日本では手に入りにくい紅槽。台湾に行く予定があれば手に入れることができますが、日本にある調味料で代用も可能です。 濃い目の甘酒を使い、食紅で色を付ければ見た目も完璧!塩麹でも代用できますが、塩分が強いので、できあがったチャーシューも塩辛くなってしまいます。塩麹の味を見てほかの調味料を調整してくださいね。
【酒粕を使ったチャーシュー】 ・酒粕……30g ・お湯……大さじ1杯 ・食紅(赤)……適量 ☆しょうゆ……大さじ2杯 ☆みりん……大さじ2杯 ☆砂糖……大さじ4杯 ☆五香粉……お好みで 塩こしょう……適量 酒粕とお湯をミルにかけ、なめらかになったところに☆の調味料を加えます。ミルがない場合は、根気よく泡だて器などで溶いてくださいね。 酒粕によって水分量が違うので、なめらかになりにくいこともありますが、あまり水っぽくならないようにしてください。肉に絡む程度の固さになればOKです。

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台湾のどこを歩いてもほのかな八角の香りを感じるほど、現地では欠かせないスパイス・八角。このチャーシューもまた例外ではありません。 甘い味付けのチャーシューに香る八角の香りが、台湾のチャーシューの味の決め手。八角をはじめ、シナモンや花椒をミックスしたスパイスをひと振りするだけで、より本場に近づきます。 好みで分量は調整可能ですが、少し入れただけでも現地のあの味が蘇りますよ!

本場の味をご家庭で♪

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真っ赤な見た目がインパクト抜群のチャーシュー。見た目だけでなく八角が効いた甘めの味も印象的で、一枚、また一枚と止まらないおいしさです。紅がおめでたいので、おせちにもよさそうですね。 台湾旅行の予定がある方は、自宅でチャーシューを味わうために、紅麹を買ってくることをおすすめします!

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