ライター : nyaimoi13

「餅とり粉」とは?

「餅とり粉」とは、別名を手粉ともいい、餅つきのときに餅が手や臼につかないために使用する粉のこと。通常はとうもろこしデンプンが使われ、そのほかに上新粉や片栗粉などを、餅とり粉として使用することがあります。

成分

昔は米粉を使って「餅とり粉」を作る会社が多く、最近はコーンスターチまたは片栗粉で作る会社が増えています。小麦成分は含まれていないのが「餅つき粉」の特徴。

また餅つきの際、「餅とり粉」の代わりに「上新粉」を使う地方もあります。

片栗粉やコーンスターチと違うの?

※画像はイメージです

コーンスターチ

「コーンスターチ」は、餅とり粉と同じとうもろこしの種子からとったデンプンです。デンプン類のなかでも純度が高く純白で無臭。粒子が細かく、食品の材料として幅広く使われています。

家庭でも、料理によっては片栗粉と同じ用途で使うことができます。お菓子やパンなどにも活用されています。

片栗粉

「片栗粉」はじゃがいものデンプンから作られているため、一般的に多く使われている餅とり粉とは原料が異なります

片栗粉は、食品の原材料として、ちくわ・かまぼこなど水産ねり製品や水あめなどに利用され、家庭用ではとろみづけやつなぎなどに古くから利用されています。

どちらも代用できる?

市販されている多くの「餅とり粉」は、コーンスターチと同じとうもろこしデンプンから作られているので代用できます。

また、じゃがいもデンプンから作る片栗粉でも代用可能。むしろ洋風な名称のコーンスターチよりも馴染みがあるからと、片栗粉を使用している人も多いそうです。

ほかにもうるち米から作る上新粉や、お米を粉末にした米粉でも代用できますが、リーズナブルなのはコーンスターチや片栗粉です。
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