九州では定番の「甘口醤油」おすすめ5選◎その理由や材料の秘密とは

地域によって醤油の味わいに違いがあるのをご存知でしょうか。変わったものがあるのではなく、スタンダードが違うんです。今回は九州地方で愛される「甘口醤油」に注目。その特徴や、諸説ある甘くなった理由など、おすすめの5選と併せてご紹介します。

2018年7月26日 更新

甘口醤油ってどんな醤油?

JAS規格(日本農林規格)により定められている醤油は「濃口醤油・淡口醤油・溜醤油・再仕込醤油・白醤油」の全部で5種類。この中で流通の8割を占める「濃口醤油」に“甘口醤油”は含まれます。

「濃口醤油」の風味を活かしながら、塩分を抑えて旨みと甘味を増したマイルドな口当たりの醤油で、主に九州地方に根付いており、北陸や東北地方でも好まれているようです。

九州の醤油が甘い理由

気温の関係

東北地方や北陸地方などでも好まれる甘口醤油ですが、九州など南に行くほど甘さが増します。「気温が高ければ高いほど、人間は生理的に甘いものを欲する」のが要因とする説があります。実際に甘口醤油は、九州の中でも南に行けば行くほど甘みが強くなる傾向があるんですよ。

砂糖が手に入りやすかった

長崎の出島を通したオランダとの貿易により、砂糖の大量輸入があったこと、また琉球(沖縄)や奄美大島など砂糖の産地が近いことも要因であったようです。

琉球が作り始めた砂糖は莫大な利益を上げ、幕府が砂糖の国産化を奨励して、日本西南部の温暖な地域において作られるようになったと言われており、砂糖が手に入りやすかったとされます。
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