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「アンデスメロン」とは?
アンデスメロンは表面に網目のある、ネット系メロンの一種です。甘味が強く、マスクメロンのような味と香りを楽しめます。「サカタのタネ」が1977年に開発した品種で、流通し始めたのはそう昔のことではないです。
ハウス栽培が中心となっていて、大きさも小ぶりであることから値段はお手頃。庶民のメロンとして親しまれています。
名前の由来や歴史
「アンデスメロン」というとアンデス地方原産なのかと思いがちですが、実はアンデス地方とは無関係。
病気に強い品種であるため生産者にとって安心、供給量が安定しているため安心して安く売れる、国産であるため消費者にとっても安心して食べられる、ということで最初は「アンシンデスメロン」と名づけられました。それが略されて「アンデスメロン」になったそうです。
マスクメロンとの違いは?
高級なマスクメロンは、1個のメロンに栄養をたっぷりといきわたらせるように、ひと株に1個しか実がならないようにほかの実を摘果して大切に育てられます。ムスクのような強い香りを放っているのが特徴。
一方、アンデスメロンは、ひと株から2〜4個収穫します。また外側の皮からは、香りがあまり感じられません。網目の盛りあがりは少なく、きめ細かいという特徴があります。
旬はいつなの?
アンデスメロンの主な産地
アンデスメロンは九州地方から北海道にかけて全国で生産されていますが、出荷量がもっとも多いのは茨城県で全体の半数以上を占めています。次いで、山形県、熊本県、北海道が多く出荷。東京でも少量ながら生産されているんですよ。
収穫時期
アンデスメロンは南から北にかけてリレー方式で順次収穫されているうえにハウスでも栽培されているので、1年中流通しています。もっとも流通量が多くなるのは、茨城県産が出回る6月。この時期には、1,000t以上ものアンデスメロンが出荷されます。
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