梅は水気を拭き取りしっかり乾燥させる

梅に水分が残っていると、カビ発生の原因となります。梅を洗ったら水気を丁寧に拭き取ってから乾燥させてください。ヘタを外した凹んだ部分もきれいに拭き取りましょう。また、保存瓶や重し、落とし蓋を洗ったあとも、しっかり乾燥させてくださいね。

ホワイトリカーや焼酎で消毒

ホワイトリカーや焼酎を使って保存瓶や使う道具を消毒することも重要です。消毒を怠るとカビが発生しやすくなるので、丁寧におこないましょう。煮沸消毒してからホワイトリカーや焼酎でさらに消毒するのがおすすめ。

保存瓶が大きく煮沸消毒できない場合は、しっかり洗ってから熱湯消毒し乾燥させてホワイトリカーや焼酎で拭くとよいですよ。また、保存瓶だけでなく、落とし蓋や重しの消毒も忘れないようにしましょう。

梅酢の上がりをできるだけ早くする

梅を塩漬けにする際、カビ発生を防ぐために梅酢の上がりをできるだけ早くします。できるだけ梅が平らになるように重ね、梅の重量の2倍の重しをおきましょう。梅は梅酢に浸かった状態であれば傷まないので安心です。

また、レシピ通り梅の重量に対して18%の塩を入れることも大切。塩を減らしたり重しの重量が軽かったりすると梅酢が出にくくなるので注意しましょう。

漬け終わったあとの「もみシソ」の活用方法

Photo by 稲吉永恵

漬け終わったあとのもみシソは、ふりかけにすると絶品です。作り方は、梅干しを天日干しする際に同時にもみシソも干しましょう。葉を広げてザルにおいて天日干しすると、1日でカラカラに乾燥します。

乾燥したもみシソをフードプロセッサーやすり鉢で細かくして完成。保存する際は、清潔な保存瓶に入れて冷蔵庫に入れましょう。約半年保存可能。だんだん色が悪くなるので、保存期間内に食べられる分量を作るのがおすすめです。

よくある質問

質問回答
1.梅干し作りに必要な道具は?大きめの保存容器、重し、落とし蓋、竹串、大きめのボウル
2. 梅をつける容器の材質は?ガラス瓶、ホーロー容器、陶器の容器がおすすめ
プラスチックや金属は酸に弱いので避ける
3. 重しの重さの目安は?梅の重量の2倍
4. 重しがないときはどうする?缶詰やペットボトルで代用する
5. 梅干しに使う梅の選び方は?やわらかく仕上がるため、完熟梅を選ぶ
6. 青梅で梅干しを作るときはどうする?ひと晩水に浸してアク抜きをする
梅酢が出にくいので、重しを増やす(2倍以上にする)
7. 梅酢の上がりが遅いときはどうする?梅酢は2〜3日で上がる
重しが軽い場合は足す
塩が少ない場合は増やす
8. 塩の量の目安は?梅に対して18%
減らすとカビが発生しやすくなる
9. いつ食べられる?2ヶ月ほどで食べられる
半年ほど寝かせたほうがよりまろやかにおいしくなる
10. できた梅干しの保存方法は?煮沸消毒した保存瓶に移して保存
梅酢や赤シソと共に保存瓶に入れたり、干したものをそのまま保存瓶に入れたりして冷暗所におく
常温で1年以上長期保存可能
梅酢に浸して保存したほうが、乾燥せずきれいな色のまま保存できる

今年こそ自家製梅干しの赤シソ漬けを漬けてみよう!

時間と手間がかかる梅干しの赤シソ漬け。自分で漬けるのはむずかしいかも……と躊躇していた方も、今年はチャレンジしてみませんか。日々梅の様子を見ながらおこなう作業は、とても楽しいものです。きれいな赤色に発色する工程は、ワクワクしますよ♪

梅干しの赤シソ漬けは作業が多いですが、どの工程もむずかしいことはありません。ひとつひとつ丁寧におこなえば失敗せずに進められますよ。ぜひトライしてみてくださいね。

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